トリガー 人を動かす行動経済学26の切り口

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トリガー 人を動かす行動経済学26の切り口

  • 著者名:楠本和矢【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • イースト・プレス(2020/11発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784781619286

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内容説明

本書の狙いは、行動経済学を「マーケティング」につなげること――。

今、最もホットなビジネス理論の1つである「行動経済学」。
しかしながら、その注目度に反して、ビジネスプラニングの表舞台に上がってくる機会は決して多くありません。
この学問に興味を持ったビジネスパーソンからも、いかに「転用」すればいいかわからず、活用を断念したという声をよく聞きます。
その主な理由は以下の3つ。

(1)言葉が難しいから
(2)体系化されていないから
(3)検討フレームワークになっていないから

こうした課題を解決し、行動経済学をマーケティング領域で実践的に活用するためのエッセンスまとめたのが本書です。

行動経済学の基礎についての説明を行うほか、
各理論を目的別5カテゴリーに分類し、26の切り口として整理、
アナロジカル・シンキングを使って、現場で使える施策に落としこむまでを順を追って解説します。

理屈だけでは突破できない昨今の成熟化社会において、生活者の感情的、非論理的な判断や選択のメカニズムを説き明かし、それを逆手に取った攻略法、いわば「心のスキ」を突く手法が、まさにこんな時代における事業戦略やマーケティング戦略を考える上での一つの突破口になり得るはずです。
本書が、読者の皆さまが新たなマーケティング施策アイデアを創発する際の、一助になれれば幸いです。

【目次】
はじめに

■CHAPTER1 マーケティング戦略と、行動経済学との距離感
・通念としての「マーケティング戦略」とは何か
・典型的な「非合理的な判断」
・行動経済学は、なぜ使いにくいのか
・行動経済学を、マーケティング領域へ
・参考編 各種理論の整理

■CHAPTER2 行動経済学をマーケティングにつなげる26の切り口
・効率良く「好感認知」をつくるための5つの切り口
・新たなニーズを創るための7つの切り口
・魅力的なものに見せるための5つの切り口
・購入ストレスを低減するための4つの切り口
・自然に継続させるための5つの切り口

■CHAPTER 3 「26の切り口」を使って、マーケティングアイデアを創出する方法
・アナロジカル・シンキングとは
・「26の切り口」を基点とした、アナロジカル・シンキングの手順
・シミュレーション・ワーク

おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

28
言葉が難しく体系化されていない行動経済学をマーケティング領域で実践的に活用するための一冊。文中で出てくる理論はいずれもどこかで聞いたことがある内容で、目的別に分類して26の切り口で具体的な事例として紹介する形式。どういう切り口で紹介して知ってもらうべきか、それをどう購入に結びつけるのか、顧客の心理を分析しながらの施策は興味深く読みましたけど、そこから実践に移そうと思うとやはりそのまま使えるわけでもなくて、着想をどう落とし込むのか一工夫が必要ですね…でも読みやすくはあるので知っておいて損はないと思いました。2021/01/31

チャー

10
行動経済学で用いられる様々な法則を解説した本。日常生活の中で目にする購買活動の中に利用されている心理学の応用例を多数の事例を引用して紹介している。専門用語で語られる難解な法則が、実際に使われている身近な場面と照らし合わせつつ説明されており理解しやすい。自身が認識していないだけで、すでに非常に多くの手法が巧みに宣伝やマーケティングに使われていることに驚く。物も情報も選択肢は多量に存在するが、他者と差別化するためには課題や問題を提起する等の方法も一つであるようだ。提供者側と利用者側の両面から参考になった。2023/03/22

山のトンネル

7
行動経済学で使われる〇〇効果などの用語とその事例がまとまった本。行動経済学はWhat(価値そのもの)というよりもHow(プロセス)の改善に役立つなと改めて実感。マーケティングにおいては、本当に商品価値のあるものに対してパッチワーク的に効果を発揮するだろう。裏を返すと、行動経済学の活用は本質的な価値の改善とはいえないかもしれないことに注意したい。余談だが、本書を読んだからといって、行動経済学の全体像を捉えるのは難しいと考える。というのも、さまざまな心理学分野の研究を経済学と絡めているからだ。要するに、複雑。2021/11/03

dai

3
行動経済学をマーケティングに生かすようにアレンジした良本。理論をアナロジカルで抽象化し、転用するプロセスも手順と例が示されていて分かりやすい。 人の感情的価値に着目し、それを理解した上で適切なコミュニケーションを取るため、CX設計の1つのアプローチになるのではないか。(CX設計とは、非合理的価値に着目し、その不満な感情の解消や、感動的な感情を生み出すコミュニケーションの在り方を指す。今まで聞いたCX設計は企業提供目線の設計で違和感を感じていた) 行動経済学を生かし、説得性あるマーケティングを実現したい。2021/01/10

mkt

2
切り口①ユーザーを広告塔②それとわかるデザイン③強力パートナーに乗る④社会的トピックに紐付け⑤ファンから情報発信⑥リスクを強制想起⑦新たな敵の紹介⑧新習慣の創出⑨言い訳の提供⑩節目需要の創出⑪ひとまず保有させる⑫とにかく近くに⑬No.1⑭レア感の醸成⑮優良な未知のもの⑯共感醸成ストーリー⑰第三者レコメンド⑱購入リスクゼロ⑲選択肢の絞り込み⑳面倒ごと先送り㉑相対的に選ばせる㉒継続する状態を最初から㉓一定期間の利用前提㉔こまめな達成感㉕更新時期可視化㉖続けないと損/ 20220721読了 201P 15分 2022/07/21

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