内容説明
大学入学を機に、売り切れ続出の大人気VRMMORPGゲームを始めた昴。何となく選んだ「神官」という職業が彼のゲーム内の運命を大きく動かす――。雑用に次ぐ雑用。ボッチで雑用。彼の選んだ神官は戦闘に不向きで稼ぎもイマイチ。しかも超地味という、マイナスの要素が三拍子も揃った不遇の職業だった…。当初は他プレイヤーに存在すら認識されていなかったが持ち前の「不屈の心」で大量の雑用を続けるうち、独自の能力を獲得する！ そんな奇特な道を歩んだ彼が、「神殿の人」と名を馳せる中で身につけた驚愕の実力とは？ 雑用をひたすらこなす不遇職のプレイヤーが最強へ。不屈の精神が導くVRMMO英雄譚開幕！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T
8
大学入学を機に大人気VRMMORPG”ISAO”を始めた昴。彼が選んだ職業は”神官”。しかし、”神官”はプレイヤーが殆どいない不遇扱いされている職業だった。これは、そんな不遇職を選んだプレイヤーが「不屈の心」でゲームを楽しみ、驚愕の成長を遂げる物語。“継続は力なり”や”塵も積もれば山となる”というように、地味で辛いレベル上げを根負けせずにコツコツとこなし、ゲームを楽しむ昴の姿は読んでいるこちらも楽しい気分になりました。プレイヤー数の少ない支援職の正統進化をたどる昴の今後の活躍が楽しみです。2020/10/25
真白優樹
8
大学入学を機に大人気のＶＲＭＭＯＧＰゲームを始めた青年が、不遇な職業である神官となるも不屈の心で雑用を積み上げ、最強となっていく物語。―――例え意味がないように見えても、積み上げてこそ意味がある。かなりの不遇職に見えても、ＮＰＣとの信頼を積み上げ、日々雑用をこなしていき一つずつ最強への道を進んでいく。そんなこつこつと積み上げていく物語であり、始まったばかりの仮想世界という事も相まって、未知へのわくわくに満ちている物語である。少し違った面白さを楽しみたい読者様にはお勧めしたい。 次巻も勿論楽しみである。2020/10/24
リク@ぼっち党員
4
語り口とか、間に挟まるスレとか、すごい今風の作品だなぁという感想。Web発だから出来る作品の形で、なかなか挑戦的。最初の方は怒涛の固有名詞連発に説明口調でかなり目が滑ったが、世界観の紹介が落ち着いてからはサクサク読めた。ただこの作品のコンセプトである地道に積み重ねて成長するという場面が文章だと体験できないのが難点か。何ヶ月同じこと繰り返しても文章なら等しく一行だし。俺TUEEEに飽きたユーザー向けという部分は悪くなかったと思うので、その辺の工夫次第では面白くなりそう。2020/11/03
泉海咲
1
なろうで読んで好きだったので書籍も購入。主人公1人が飛び抜けて凄いのではなくて、沢山いる有名プレイヤーの内の1人って位置付けが良い。奇行の末の強さとか幸運に恵まれたからとかじゃなくてちゃんと正規ルートを辿ったから強いところや、地味に真面目に努力していく展開が好きだな。イラストも可愛い。サクサクと進んでいくから、もう少し余韻が欲しいなとも思う。あとは、チームクリエイトのメンバーがキョウカ以外の描写が少ないのが残念。ヒロインだけじゃなくて他のメンバーの出番やキャラデザも欲しい！2021/06/11
hadu//桃宮葉月
0
再読。地味にやり込む系主人公、好きなんだよなぁ。通称「教会の人」がプレイヤーだけじゃなくNPCからもそう思われてそうでちょっと愉快。 "不屈の冒険魂 雑用積み上げ最強へ。超エリート神官道 (ダッシュエックス文庫DIGITAL)"（漂鳥, 刀彼方 著） https://twitter.com/forestia_works/status/16533423713153433602023/05/02
