宝島社文庫<br> 県警外事課 クルス機関

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宝島社文庫
県警外事課 クルス機関

  • 著者名:柏木伸介【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 宝島社(2020/11発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/27)
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  • ISBN:9784800267375

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内容説明

“歩く一人諜報組織”=《クルス機関》の異名を持つ神奈川県警外事課の来栖惟臣(くるすこれおみ)は、日本に潜入している北朝鮮の工作員が大規模テロを企てているという情報を得る。違法な囮捜査を駆使して工作員を追う来栖。一方そのころ、北の関係者と目される者たちが口封じのため次々と暗殺されていた。暗殺者の名は、呉宗秀(オ・ジョンス)。日本社会に溶け込み、冷酷に殺戮を重ねる呉だったが、彼の元に謎の女子高生が現れてから、歯車が狂い始め――。桜木町、福富町、寿町、石川町――横浜を舞台に、神奈川県警・公安のエースと孤高の工作員が静かに火花を散らす。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむー

78
『外事警察』とか『百舌』シリーズとかの流れになるのか、はぐれ公安モノとでもいうようなジャンルですが、ちと際立つものが見えなかったかな。『もうすこしです』。ひとり諜報組織〈クルス機関〉の異名をもつ主人公・来栖と北の暗殺者・呉宗秀ふたりの視点で大規模テロへと向かう緊張感が描かれる。■設定や展開から見れば「もっと盛り上がってもいいんじゃ?」とも思うけれど、宗秀意外の登場人物の事件に対する切実さというか必死さといったものがもうひとつ見えづらい。結末もかくあるべしな範囲ではあるゆえにあっさりな感触。2017/04/09

k5

56
想像してたよりずっと面白かった。本格的なスパイ、公安警察もの。解説にも『新宿鮫 毒猿』を彷彿とさせるとありますが、単独行の刑事と孤独な殺し屋の対決という意味では確かに似ています。そこまでハードル上げると、主人公のキャラが薄めとか、殺し屋が僅かに見せた人間味が弱点になるところが魅力だとしても、いくら何でも隙多すぎだろう、とかツッコミどころはありますが、十分楽しめるクオリティ。この人の他の作品も読んでみよう。2023/03/08

佐島楓

52
良くも悪くも話題がヴィヴィッド。死因が他殺と特定される形で人が死にすぎかなとは思った。2017/03/11

ひめ

45
なかなか物語に入り込めなかった。いろいろと面白そうな話題が満載なんだけど、どうしてだろう。来栖に対して人間的魅力が感じられなかったから?尾崎の方が魅力があったかも。2017/06/07

ちゃんちゃん

31
このミス優秀作品、公安もの。クルス機関と呼ばれる公安、来栖。北朝鮮のテロを防ぐべくあらゆる情報を駆使して暗躍する。事件の真実は深い。オチはそれほど意外ではありませんが、なんでだろう、テロリスト宗秀が悲しい感じがして、心に残りました。2017/05/03

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