講談社文庫<br> 冥王の花嫁

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講談社文庫
冥王の花嫁

  • 著者名:奥田哲也【著】
  • 価格 ¥827(本体¥752)
  • 講談社(2020/10発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062737906

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内容説明

戦慄の連続首なし殺人! 空前絶後の動機とは? ――切断された首を腹部に埋め込まれた、女性の全裸死体が発見された。ギリシア神話に登場する女面鳥体の怪物(ハーピー)との関連性を、深町警部補から訊かれた舞台演出家・団精二(だんせいじ)は、「ハーピイには姉妹がいる」と連続殺人を示唆。そして惨劇は予言通りに、次々と発生した! 想像を絶する動機を胸に秘めた、猟奇殺人犯の正体は?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じーつー

7
奇怪な姿で死体が見つかる連続殺人事件。 ちょこちょこ出てくる神話については少しの聞き覚えもあったりするから興味は持てた。 理解が深ければもうすこし面白みが増したのかもしれないけど。 全体的にも割と面白かった。2025/07/01

小雀✡ずーっと積読減強化月……

4
猟奇殺人に、個性の強い探偵役と、頭はいいが「時々やらかしちゃう」助手役も登場するし、話のテンポもモチーフもイイ。オチも、まぁまぁ。…だが、何だろう。合間、合間にある暗くて陰気な情景描写とかが何か嫌(笑) ミミズク爺は好きになれなかったけど、深町君は好きです。頑張ってね!って感じで(笑)2013/11/25

ヨコケイ

2
猟奇的な装飾を施された女性の首切り死体が発見される。警部補は、かつて一世を風靡した旧知の舞台演出家に助言を乞うが、彼は不吉な予言をする。案の定、犯行は陸続し…。合間に、さるホテルに招待された面識のない女性たちの場景が挿入。地味で抑えた筆致のサイコスリラーの枠組みに〈missing link〉やら〈見立て〉やらが自然に溶け込む。奇矯な演出家の名前が「団精二」ってメチャ可笑しい。作者は荒俣宏と昵懇なのかしら。手堅くて善いが、スタイル(文章)にこだわりがありそで、好き嫌いが分かれるかも。2024/11/03

Tetchy

1
ギリシア神話に出てくる怪物をモチーフにした見立て殺人事件。そして主人公の刑事深町のアドバイザー役として、かつてハリウッドで活躍した日本人怪優、団精二という人物の設定はトマス・ハリスの『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター博士を思わせる。“なぜ犯人は死体の首を斬り、胴体に嵌めて処理したのか?”の真相について、思わず「おおっ」と声を挙げてしまった。なのに最後の結末の呆気なさ。力作の匂いを感じただけに勿体ないと思った。2010/01/27

ニョンブーチョッパー

0
2006/05/28

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