文春e-book<br> 落葉の記

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文春e-book
落葉の記

  • 著者名:勝目梓【著】
  • 価格 ¥2,000(本体¥1,819)
  • 文藝春秋(2020/10発売)
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  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163912813

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内容説明

追悼、勝目梓
純文学、ハードボイルド、私小説など、三百二十二冊を上梓した孤高の作家による最後の作品集。絶筆となった長編「落葉日記」を含む。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

190
勝目 梓は、永年に渡って読んでいた作家です。本書は、遺作にて絶筆、米寿近くまで現役で書き続けていたことが凄い。オススメは、『とばっちり』&『落葉の記』です。いずれも老練の域、味のある作品でした。三百二十二冊を上梓した孤高の作家、勝目 梓に感謝するとともに、衷心よりお悔やみ申し上げます。【冬枯れの読メエロ部】2020/11/16

スリカータ

20
遺稿、絶筆になった日記が生々しい印象…途絶えることの生々しさ。冒頭は飼猫の死。妻の不在中に勝手に庭に埋めたことで一悶着。ちょうどその頃、私は飼猫の重病が発覚し、延々と続く看病生活が始まったので、著者の中に対する冷ややかな眼差しが耐え難かった。2021/03/21

ふゆ

7
新聞書評より。図書館で見かけた時に、その表紙のブルーインクのかっこよさにやられました。勝目梓と言えばエッチでバイオレンスで多作で、オジサンの読み物というイメージです。この本は違った。しみじみとした大人の本でした。うら寂しさと大人の諧謔、前よりも後ろを振り返る人生。男と女の情愛の形が、短編と日記体の長編で描かれていました。年をとるのも悪くないな。2021/06/13

4
老人が自分の健康維持を最優先事項にするか否かは、当人の人生観、健康第一を金科玉条(きんかぎょくじょう)と心得、味気ない日々を送るのは幸福な事だろうか。有為無常、時代とともに世の中は変わる。病んで無力となった伴侶を慈しむ心を失わない人でありたい。認知症が何よりも恐いのは、認知による人格の崩壊。生老病死(しょうろうびょうし)生そのものにすでに大きな意義がある。理屈どおりにいかないのが現実、人の心には矛盾も付き物、計り知れない。親と死別した悲嘆や寂しさは、残された子供の年がいくつであっても変わらない。2020/12/02

ねぎまぐろ

2
★★★2025/06/28

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