内容説明
理論編では、法体系全体を解説したうえで、前払式支払手段、資金移動を詳細に検討、あわせて仮想通貨に関する法改正についても取り上げる。実務編では、Q&Aで、現場で何が問題となるかという視点から、豊富な実務経験を有する著者が、あるべき運用を示す。事業会社の担当者等による座談会も収録。企業法務担当者、法律実務家必読。
目次
第1編 理論編
第1章 資金決済法の全体像
I 決済法制の全体像と資金決済法の法的位置づけ
II 資金決済に関するビジネスの現状と資金決済法
III 電子商取引における資金決済の現状と資金決済法
第2章 前払式支払手段の概要
I 意義
II 自家型発行者
III 第三者型発行者
IV その他(いわゆるポイントサービスについて)
V 表示に関する規制
VI 発行保証金に関する規制
VII 払戻しに関する規制
VIII 情報管理に関する規制
IX 監督に関する規制
X 雑則
コラム 電子マネーから仮想通貨まで
第3章 資金移動の概要
I 意義
II 資金移動業者
III 履行保証金に関する規制
IV 体制整備に関する規制
V 監督に関する規制
第4章 仮想通貨交換の概要
1 資金決済法に基づく規制の概要
2 仮想通貨に関する資金決済法の改正の背景
3 仮想通貨交換業に関する資金決済法等の概要
4 犯罪収益移転防止法に関して
5 現状における検討
第5章 仮想通貨と税務
第2編 実務編
第1章 座談会
第2章 実務Q&A