MIT マサチューセッツ工科大学 音楽の授業 ~世界最高峰の「創造する力」の伸ばし方

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MIT マサチューセッツ工科大学 音楽の授業 ~世界最高峰の「創造する力」の伸ばし方

  • 著者名:菅野恵理子【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • あさ出版(2020/10発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784866672281

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内容説明

創造、多様性、情動、しくみ、読解、融合、コラボレーション…

音楽を学んでイノベーションが生まれる――ノーベル賞受賞者90名超。
世界を変える人材を続々輩出する名門校、マサチューセッツ工科大学(MIT)。

工科大学の名の通り、科学・テクノロジー・工学・数学、いわゆるSTEM
(Science, Technology, Engineering, and Mathematics)を
重視しているが、一方、人文学や芸術科目にも力を入れている。
中でも人気が高いのが、約4割の学生が履修する音楽科目。
現地での取材を通して、同校の授業を書籍化。
世界最高峰の「創造する力」の伸ばし方を明らかにしていく。

授業で使用されている曲をまとめたプレイリスト付。


■目次

●はじめに世界最高峰MITで音楽が学ばれる理由

●第1章 なぜ「科学」と「音楽」が共に学ばれているのか
     人文学は、AIをどう捉えているのか
・「誰の」「何のために」をあらためて考える
・MIT音楽学科の歴史から創立当初から理論&実践を重視
・創立当初からのリベラルアーツ教育思想
・創立20年後に初の音楽グループ100年後に音楽学科が設立
・幅広い音楽の学び~音楽学科にある4つの領域
・毎年1500名が音楽科目覆修!~人文学・芸術科目は全体の4分の1
・芸術科目必修! 音楽の学びとは~音楽学科長キーリル・マカン先生
・コラム ダブルメジャー生の1日は? 音楽×専門分野で何を生み出したいか
・音楽と専門学科をどのように生かしている?
・どのように時間を使っているのか?
・作曲はいつするのか?

●第2章 人間を知る・感じる

●第3章 しくみを知る・創る

●第4章 新しい関わり方を探究する

●第5章 他者・他文化・他分野と融合する

●第6章 MITの教育から探る、未来を生きる世代に必要なこと

●第7章 「いま・ここ」と「はるか未来」を見据えて

●おわりに 音楽で身体と心を揺らし、新たな世界の扉を開く

■著者 菅野恵理子
音楽ジャーナリストとして海外での豊富な音楽教育取材・国際コンクール演奏評をもとに、
音楽で人を育て、社会を繋げることをテーマとして調査研究・執筆・講演などを行っている。
著書に『ハーバード大学は「音楽」で人を育てる』『未来の人材は「音楽」で育てる』(共にアルテスパブリッシング)。
オンライン連載に『海外の音楽教育ライブリポート』(ピティナHP)などがある。
上智大学外国語学部卒業。在学中に英ランカスター大学へ交換留学し、社会学を学ぶ。
全日本ピアノ指導者協会研究会員。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

breguet4194q

101
MITの理念がよくわかる一冊。授業の内容が詳しく掲載され、また教授陣のインタビューもあります。目的や意図など、生の声が聞こえてきます。MITのすごいところは、その先見性。およそ、もの作りを専門にしてる人、得意としてる人は、数学や工学に長けていますが、そんな方々が芸術や人文学のスキルをアップすると、VUCAの時代としては、最強じゃないかなと思います。2022/05/30

trazom

77
MITでは全学部生4000人の内1500人が音楽科目を履修するという。その凄いカリキュラムを音楽ジャーナリストの菅野さんが詳細に紹介する。学生に「ヴィヴァルディの協奏曲にメヌエットを追加したら劇的・心理的な変化を与えるか?」「緩徐楽章は何をもたらすか?」という課題を出すほどの深い内容に感動。更に、演奏会を体験してのコンサートリポートを課し、ワールドミュージックに触れる機会も大切にする。「創造的なエンジニアにはアートや人文学での経験が必要」「音楽は多様性と普遍性を内包している」との教育的信念が伝わってくる。2020/10/25

よしたけ

50
音楽からどのように知識を得て自己研鑽をしていくかと言う内容を期待したが、MITの授業内容や教授の考え方、生徒の取り組み方、と言った点に焦点が当てられており、文中で多く紹介される曲や音楽についてのある程度予めの知識がないとついて行けない内容と感じた。教育の思想や狙いを理解することはできるが、本書から学び取って自分の学習に活かすのは難しそう。途中で断念。2022/01/10

hnzwd

18
MITで音楽の授業がー、というタイトルに惹かれて読んでみましたが、結果としてはちょっと期待したものとはズレてたかな。実際にどのように音楽を捉え、分析し、新たなアウトプットを出しているか、が知りたかった。"音楽やアートを学ぶことは理系学問のプラスになるんですよー"という論には同意なんですが。。"MIT"とあるものの、内容は技術よりではないという印象でした。2023/10/20

ぴよ子

5
こんな人たちと勉強したいなぁと思わせる一冊。音大にもこんな面白い授業なかったよ…。泣 どんな仕事に就いていたって、芸術・文化・人間そのものへの興味関心がなければ、人として面白みのある発想はきっと出てこない。頑張ろう、自分。2020/12/06

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