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内容説明
「この生活を続けていくほかないの?」
「この先ずっと、このようなしんどい毎日を送るほかないんだろうか?」
本書で提案する「逃げる技術」は、ある人にとっては「人間らしさを取り戻す技術」になります。
自分の心とつながり、自分らしい毎日を送るためには時に勇気を持った決断が必要です。
半年予約の取れない心理カウンセラーが教える最強逃避メソッド!
「もう少し頑張れる」と思う前に、とにかく、距離を取りましょう!
距離を取る① 仕事から逃げる
距離を取る② パートナーから逃げる
距離を取る③ 母から逃げる
距離を取る④ 学校から逃げる
距離を取る⑤ 物理的にその場を離れる
すぐに不安になってしまう、人とうまくコミュニケーションが取れない、人の目が気になる、比較してしまう……
多数の実例を取り上げながら、感情のもつれ、思考のくせを分析し、解きほぐしていきます。
もう少し頑張れる、もう少しと、頑張りすぎてしまう人へ。
学校、家庭、職場、ルール、常識から逃げたいのに逃げられない心理を解き明かし、
自分でコントロールするための方法を伝授します!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りお
28
🌸嫌な事をかわす方法として「ああ、この人はそういう風に思うんだな」と少し他人事のように相手から1歩引くイメージで聞く。2021/12/25
スリカータ
23
私は逃げるのが下手。断るのが下手。最近、ようやく断れるようになったが、その際には膨大なエネルギーを消耗する。逃げるには技術があり、練習して習得できるとの事。自分軸で生きること。その場でも、後からでも、あの人はこう思ってるんだ〜と他人事に考える。罪悪感は要らない。2020/10/06
チャー
12
追い詰められたときに逃げる選択肢を持つことの大切さを記した本。真面目な人ほど陥りやすい、やらなければならないという頑なな思いや、辛くても途中で辞めてはいけないと言った感情を一歩引いて観察することで、心の負担を軽くして前に進む力とする考え方が記されている。逃げは罪悪感や後ろめたさなど負のイメージがつきまとうが、自信を俯瞰するという意味で最前線から引くという考え方は参考になる。無理に体と精神を酷使してもいい事はない。逃げる事は一つの技術であるという指摘は印象的。我慢しすぎず感情を吐き出すとうまくいくことも。2021/03/27
ゆう
11
進むも退くも、最終的な決定権は常に自分が握っている。この単純明快な事実を思い出す事に尽きる。ただそうは言っても、逃げたときのダウンサイドはできるだけ引き受けたくない。後ろ指さされず、無風無傷で逃げ去る方法はないものかと、自分のような横着者は考えてしまうが、そのようなニーズに応えてくれる内容ではなかった。心が弱ってしまって、自分が自由な状態がどんなだったか思い出せなくなってしまった人が読んだら、何か発見があるかもしれない。2023/03/01
ヨハネス
9
いざとなったら逃げればいい。という選択肢を考えるだけでも少し救われますが、この本で挙げられた実例はすべてとてもうまく行った例ばかり。みんな幸せになるので読んでいて気持ちがいいです。あたしもずいぶん逃げるのが遅れたけれど、やっと逃げることができて幸せ。そのとたん好きな趣味ができないほど手に不具合が出たけど、これはもしかして技術的にも人間的にも難しい趣味から逃げたいのかな。「合っていない環境に居続けるのは利き手でない手でご飯を食べたり合わない靴を履き続けるようなもの」は実にうまい例えです。2020/11/17