講談社文庫<br> 眠れる森の美女 完訳ペロー昔話集

個数:1
紙書籍版価格
¥555
  • 電子書籍
  • Reader

講談社文庫
眠れる森の美女 完訳ペロー昔話集

  • ISBN:9784061850972

ファイル: /

内容説明

不可思議な魅力に満ちた大人の童話――ヨーロッパに広く流していたお噺(はなし)のなかから、表題作をはじめ「青ひげ」「長靴をはいた猫」「サンドリヨン」などを、著者・ペローの文学観で編みなおした「昔話集」は、当時の社会に大きな影響を与え、現在も読みつがれている。本書はドレの画とともに、散文8編だけでなく韻文3編も加えて、そのすべてを紹介。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

1
グリム童話並に数があると思い込んでいたので8本という少なさに驚いた。ペローの著作ってほんとにこれだけ? グリゼリディスでは、羊飼いの娘の清らかな愛らしさ、ろばの皮では晴天、月、太陽それぞれの色のドレスのまばゆいばかりの美しさ、それらの形容がなんとも詩的で良かった。 韻文による物語は和訳において韻の再現まではできないとみえて、そこは残念。原文の言語を解しないが、見てみたいと思う。2012/11/07

ただのわたし

0
ペローは17世紀〜18世紀、太陽王の時代の宮廷人だったのか…もっと昔の人だと思っていた。おとぎ話、昔話ってどうしてこう心惹かれるのだろう。お姫様たちの美しいドレス、小気味好い智慧者たち、それにちょっとだけ卑猥なイメージもある。中盤に入ってる「グリゼルディス」なんかはジェンダー的にはどうなの?とも思うけれど(小さい子どもたちへの刷り込みがあるというのは否定できない)。かつてこのお話を原型にした「グリゼルダ」の役が出てくる演劇を上演したなぁ。とにかくおとぎ話の世界は面白い!「古事記」もそうだけどユーモラス。2019/05/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12144
  • ご注意事項