講談社文庫<br> 幕末ガンマン

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講談社文庫
幕末ガンマン

  • 著者名:生島治郎【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2020/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061854543

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内容説明

高杉晋作の用心棒は天下無敵のガンマン! 動乱の幕末を生きた男たちの夢と情熱――幕末に日本を脱出した天涯孤独の男・捨(すて)は、船上で高杉晋作と奇しき出会いを持つ。動乱の上海に着くと、米国からの流れ者ガンマンに弟子入り、手練の早業を身につける。はたして、彼の目的は何か? 風雲急を告げる幕末の日本と上海を舞台に、無敵不屈の用心棒が送った波乱数奇の生涯を描く、傑作時代小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

churu

2
生島治郎がやっつけで書いた時代小説?という興味で読んだら、中身は見事に期待を裏切ってくれた。 舞台は作者お得意の上海。幕府御用船で旅立つ高杉晋作と、上海でピストルの修業を積むべく船抜けを企む水夫「捨」との出会いと奇妙な友情。そしてアル中のアメリカ人ガンマンと、彼に銃を習うしたたかで憎めない中国人少年「猫」との出会い。さらに英国商館の副支配人父娘と、娘の夫の軍人。そしておうのに伊藤俊輔…彼らの織り成す物語を高杉の最期まで一気に読ませる。一見安っぽく見えるタイトルで損してる感じだけど、埋もれた名作だと思う。2009/12/28

木賊

1
幕末、捨て子だった捨(すて)が、故郷を飛び出して人足の仕事をしていたところ、ヒュースケンと知り合って英語や世界情勢を教わり、銃を貰う。ヒュースケンが殺されたのを機に、ガンマンになるため、千歳丸に乗り込んで上海を目差す。その船中で高杉晋作、五代才助らと出会い...という話。祖国の喪失、個人としての人間の優しさが主題となっており、ハードボイルドチックな展開だが寂寥感が漂う。2012/09/09

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