阿部正弘 - 日本を救った幕末の大政治家

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阿部正弘 - 日本を救った幕末の大政治家

  • 著者名:祖父江一郎
  • 価格 ¥650(本体¥591)
  • PHP研究所(2020/10発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569577548

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内容説明

開国維新を断行した救国の宰相・阿部正弘の生涯を描く長編歴史小説である。幼少期から次代の幕政を担うエースとして嘱望されていた阿部は、17歳で家督を継ぎ、25歳で老中就任、27歳にして享保の改革を推進した水野忠邦の失脚の後をうけて老中首座に就く。以後、周囲の期待に応え責務を果たしてきた正弘であったが、西欧諸国の相次ぐ通商要求、さらにはペリー来航という空前の国家存亡の危機に直面する。幕府の対応如何では、内乱あるいは欧米の植民支配に屈するという状況であった。阿部はまず、世界情勢を的確に把握することに努め、対外貿易等の策を慎重に施しながら、一方で国内の開国派・攘夷派の対立エネルギーを見事に封じ込め、国論を開国へと統一していくのである。一部の者から、瓢箪鯰、昼行灯などと酷評されながらも、為政者として如何にあるべきかを常に問い、国家の行末に命をかけた若き宰相を再評価する意欲作である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiyu

3
幼少期の頃の描き方はどう続いていくのか結構期待していたが、その後のそれはちょっと不満。太郎左衛門や近直との関係性をもう少し別の形で見たかったかな。2021/06/26

Hiroki Nishizumi

3
非常に良い題材を扱っているにも関わらず、今ひとつ深みがないのは作者の力量か。「世論に総論なし、整合性のない各論あるのみ。安易に従うべからず……」など参考になるところは多かった。2014/09/26

maito/まいと

1
ペリー来航後、幅広い人々に意見を求めた老中。そして、その意見を集約しきれなかった優柔不断なリーダー。おそらく幕末に詳しい方でもいいイメージ持ってる人は少ないであろう阿倍正弘を描いた歴史小説。本書では、幕末よりもその前の天保の改革前後における政治闘争がメインとなっている。あまり知識のない時期の話が出てきていて新鮮だった反面、正弘の魅力(というか素質の高さ)がイマイチ理解できずに終わってしまった。そもそもこの時期は、全体像を把握するのが非常に難しい、何度も読み直してしまった(涙)2011/04/12

あんじぇりーな

0
何がすごいのか、まったくわからない。大奥の事件もさらりと流し、人材登用した人物も一部しか登場させない。もう少しどうにか書き込めたのではないのか??2016/06/12

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