内容説明
渋すぎる声と強面のせいで周囲から避けられている俺、塵内芥が、なぜか声優デビューすることに。しかもTVアニメの主役……!?
ヒロイン役は、女子高生声優の橋本ゆすら。両親とも実力派声優というサラブレッドで、多くのファンに愛されているアイドルだ。
「一瞬たりとも気を抜いちゃだめよ」
「え?」
「参加させてもらってるとか、胸を借りる気持ちなんかで挑んだら、一瞬で吹っ飛ばされて、名前どおりの塵芥になっちゃうから」
「俺の名前は塵内だ。塵芥にはならねえよ」
美しくも気の強いゆすらをはじめ、高嶺の花の声優たちに囲まれ、波瀾万丈で夢のようにハッピーな青春が始まった――!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐治駿河
37
人気が出たら続刊を出版する予定だったのでしょうかね?この1冊だけでは恋に発展するきっかけが描かれたに過ぎない内容です。主人公も声の仕事を始めて頑張りだしたところですし、ヒロインのゆすらの悩みも解決には至っていませんので続きが気になります。きっと続刊では学校生活での絡みや仕事場での新たなトラブルなどの展開を考えていたのでしょうかね?本作の内容がちょっと地味目なので読者の心を掴み切れなかったかな?2025/07/29
わたー
19
★★★☆☆個人的にはあまり刺さらなかったかな。悪人面と渋い声にコンプレックスを持つ主人公が、妹の計略でアニメのオーディションを受けさせられ、そのまま声優としてデビューするというお仕事モノ。なんだか妙にキラキラしていたような印象を受けた。アニメ業界、声優業界を扱う作品の多くは、煌びやかなアニメとは裏腹の闇の部分を描いてきていたので、どうしてもそれらに引っ張られた自分がいた。作品自体のパワァで払拭してくれれば違ったのだろうが……また、帯のアオリを見て検索してしまったために余計なバイアスもかかった気がする。2020/10/10
真白優樹
11
渋すぎる声と強面が悩みの少年が、ひょんな事からアニメの主役に抜擢され声優の世界に飛び込んでいく物語。―――その唯一無二の武器で切り拓け、自分だけの世界を。 声優という闇も光も存在する、普通の人では覗けぬ世界。意図せずしてその、戦場とも呼べる世界へと飛び込んだ少年の目を通じて声優の世界を描いていく物語であり、限られたプロのみが立てる舞台の熱と華やかさがこれでもかと描かれる、光が眩くて熱い物語である。今はまだ光の中、果たして闇を覗いた時、少年はその目で何を見る事になるのか。 次巻も勿論楽しみである。2020/10/13
のれん
11
【酷評】 すんごい違和感。 最初は分からなかったが、台詞合間の描写との繋がりが薄いのだ。作者は声優兼脚本家で今作で小説家デビューという異色の経歴のようだが、台詞主体にしているのが大きいのかも知れない。 キャラも葛藤がとにかく薄かった。ヒロインの内面に驚きがなく、主人公も学研ゼミの漫画みたいなありきたりなリアクションしかしない。 伝えたい心情を地の文ではなく台詞に落とし込んでるせいで、場面の想像が崩れる。 小説書き慣れてないのかという印象。声優業界の裏表合わせた掘り下げを期待したので残念の一言。2020/10/11
TERU
10
現役声優が描くリアルな声優界が売りの本作。 新人声優の成長譚とラブコメが掛け合わさってる作品ですが、ラブコメは薄めで主人公の声優に対する意識の変化に重点が置かれています。 中の人に興味がなかった主人公が、声優業を直に経験する事により、考えが徐々に変わっていく過程が面白かったです。 正直な所、一般人がいきなり人気作の主役に抜擢されて、ろくなレッスンもなく収録をしていく流れがリアルとは思えませんでた。2020/10/30
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