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内容説明
幾度もの危機から甦り、世界で最も成功した映画スタジオのひとつとなった「マーベル・スタジオ」。
何十年もの歴史を持つスーパーヒーローたちの魅力とそのルーツを見失うことなく、投資家もファンも満足させてきたエンターテインメント業界の覇者は、いかにしてクリエイティブとビジネスを完璧に両立させてきたのか?
その競争戦略、企業文化、創作の秘密を綿密な取材で解き明かしたマーベル・ファン必読の書!
目次
CHAPTER1 すべては1軒の家からはじまった
CHAPTER2 新しいヒーローを求めて
CHAPTER3 止まらない経営危機
CHAPTER4 ついにハリウッドへ
CHAPTER5 アイアンマンにすべてを賭ける
CHAPTER6 アベンジャーズ、アッセンブル!
CHAPTER7 さらに上の、輝かしい高みへ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yyrn
26
震災復興の仕事をしていた時、被災地から無理な計画を提案され、それはできないと断ったら「あんたには愛がないんだ!」と真顔で怒鳴られたことがあったが、この本はお金や契約の話ばかりで、アーティストたちが苦労して生み出してきたキャラクターに対する愛情の欠片も感じられない残念な本だった。本書を「アート・映画」に分類するのは間違いで、愛情では語らない?「経営・ビジネス」の書棚に置くべき本だと思う。▼アイデアを出したのは社長だったかもしれないが、アーティストが手にペンを持って線を描かなければ何も生まれないんだよ。2021/05/01
ぐうぐう
24
マーベルの歴史を綴る本書を、帯に踊る「本格ビジネス・ノンフィクション」と言う惹句を信じ、ビジネス書として読むと、些か心許ない。それを目指すなら、この3倍のボリュームが必要だろう。とはいえ、マーベル史の基本を知るにはうってつけだ。MCUの大成功で、今でこそ巨大企業に成長したマーベルだが、幾度も経営危機に陥り、1996年には破産申請をするまでに至ったことがある。それは、コミック業界にはありがちな、流行りの波に乗り損ねたり、あるいはコミックを理解できない経営陣の無能さが原因であったりしたが、(つづく)2020/10/01
スプリント
13
映画の成功でMARVELは持ち直したと言えそうです。 アベンジャーズの次の展開が楽しみです。2020/10/31
かなた
10
1900年にはアメリカでは2200以上の新聞があったとされる。ニューススタンドでは雑誌がよく売れた。マーベル創設者マーティン・グッドマン。彼は中身にこだわりはなく、雑誌は家族を養うための手段だった。最初のスーパーヒーローはDCコミックスからスーパーマン。1939マーベルコミック創刊。キャプテン・アメリカでスーパーマンに対抗。スタン・リーがアルバイトで来て1年で10代編集長に。コミック時代の終了後はアニメや玩具で売上を確保するも、1996年にマーベルは破産申請。2024/09/16
かなた
6
X-MENもスパイダーマンも大ヒットしたがマーベルが手にしたのは総売上の2%にも満たなかった。そしてマーベルは外れたら全てを失うが、当たれば大きい映画の自社制作に乗り出す。マーベルは銀行から融資を受けるためにキャラクターを担保にした。絶対に失敗できない状況に立たされて、子どもが1番好きなアイアンマンを第1作目に決めた。多数の反対を説得して監督はロバートを主演に。アイアンマンのセリフはほぼアドリブ。1.4億ドルの制作費に対して5.8億ドルの興行収入を記録。そして2009年ディズニー社が42.4億ドルで買収。2024/09/29