内容説明
少年は悲しげに二、三度頭を振ると、水に向かって静かに足を踏み出した―。
行方不明になった麻木灘は、意識喪失の状態で発見された。
兄・嶺の心配をよそに、順調に回復していった灘。
しかしその様子は、どこかおかしかった。
まるでなにかに取り憑かれたかのように、水ばかりをがぶ飲みする弟。
嶺は、生物の非常勤講師である大神亮平に、その違和感を打ち明けた。
大神は、かつて親友が同様の状態に陥り、やがて不慮の死をとげたことを思い出す…。
日本SF新人賞出身の新鋭が描く、青春伝奇ロマン。
感想・レビュー
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眞墨
1
ずいぶん前に読んだような気がしていたけれど、10数年前でした(ずいぶん前だよ(笑))。話が進むにつれてどんどん暗くなっていきましたが、最終的に｢行けるとこまで行ってみよう｣という解決。良かった、救いようがない話じゃなくて。2012/09/19
mumumu
0
再読2023/02/07
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