内容説明
スマホ からスーパーコンピュータまで ― 現代のコンピュータ の全体像がわかる!
本書は、コンピュータアーキテクチャを学ぶ大学学部生、院生や企業の技術者、研究者を対象として、並列コンピュータを基礎から解説するものです。
ムーアの法則が頭打ちとなり回路の動作周波数に限界が見え始めたことから、コンピュータアーキテクチャは、従来の微細化・集積化型の成長から、マルチコア・メニーコア化による並列化・分散化型の成長へ舵を切りました。その結果、スマートフォンからスーパーコンピュータまで、現在あらゆるコンピュータが並列化されています。
本書では、この並列コンピュータについて体系的に整理し、基礎、歴史、アーキテクチャ、記述言語などをていねいに紹介します。現代のコンピュータにかかわるすべての方の座右の書です。
目次
第1章 並列コンピュータとは
第2章 集中メモリ型並列コンピュータ
第3章 共有メモリを用いた並列プログラム
第4章 分散共有メモリ(NUMA)
第5章 クラスタ・NORA(NORMA)
第6章 相互結合網
第7章 アクセラレータ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みちしるべ
0
2003年のマルチコアへの移行が、世界にとって大きな転換点であったことを学んだ。 応用情報技術者試験の勉強をしているところだが、送信経路上の衝突やデッドロックの発生などは、職場などのLAN内の議論かな〜と思ってた。 違ったよ。単一コアのプロセッサじゃないんだもんね。私たちが普段使ってるPCやスマホの中で、絶えずこれらの処理がされてたのか〜。そりゃ、必須知識だわ汗2023/02/18
Q
0
NUMAやOpenMPなど並列化に焦点をあててコンピュータアーキティクチャを分類して、概要を説明する本。2020年出版なので最新の事例がアクセラレータの章にまとまっているところが興味深い。PEZYのハードウェアアーキティクチャを本書を読んではじめて理解した。しかしこの仕組みでキャッシュの局所性を生かすにはソウトウェアのサポートが必須だと感じた。今後は汎用スパコンを作るモチベーションが低下するだろうとの指摘は正しいだろう。総じて忙しい人はアクセラレータの章だけ読むだけでも最新情報に触れられて楽しめる2021/04/12
海月
0
コンピュータアーキテクチャ業界の聖書であるヘネパタ(定量的アプローチ)を知っている人なら、サブタイトルでニヤッとできる。Top500で一位をもぎ取った理研の富岳など2020年時点での最新トピックもカバーしている。2020/10/11
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