ハヤカワ・ミステリ<br> パリ警視庁迷宮捜査班 魅惑の南仏殺人ツア―

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ハヤカワ・ミステリ
パリ警視庁迷宮捜査班 魅惑の南仏殺人ツア―

  • ISBN:9784150019600

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内容説明

カペスタン率いる特別捜査班に舞い込んだ今度の事件の被害者は、なんと彼女の義父だった。捜査班の面々は、プロヴァンスやリヨンで起きた事件との思わぬつながりを見つける。キャラの濃い新メンバーも加わって、さらに加速する名(迷)捜査から目が離せない!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

94
前作の「パリ警視庁迷宮捜査班」が面白かったので、本作も読んだが、捜査班のメンバーのユニークさは相変わらず。もはや変人集団と言ってもいいような濃いキャラクターが全編を駆け巡る。今回も主人公は、パリ警視庁警視正のアンヌ・カペスタン。そこに舞い込んだ今回の事件の被害者は彼女の義父。プロヴァンスやリヨンで起きた事件とのつながりを見つけ南仏に飛ぶ。読んでいて何だか馬鹿馬鹿しい描写も多いが、事件のロジックの複雑さを読ませるミステリーではなく、捜査班の個性の魅力で読ませる本なので、こんな作品があってもいいと思う。2020/12/03

Panzer Leader

91
パリ警視庁はみだし捜査班の奮闘記第2弾。事件の真相には疑問符が付くものの、本書はそれを主眼とはしていない。(捜査班なのにそれでいいのか?)各メンバーの心情や結び付き、おかしな言動を楽しみながらほっこりとした気分で読み終えられる。窮屈な世の中になってしまった今、こんな作品が心を癒してくれる。2021/04/02

aquamarine

90
今回カペスタン率いる特別捜査班が捜査に呼ばれたのは、被害者が彼女の元夫の父だったから。しかし当然ながら彼らに普通に資料や情報が回ってくるわけもない。それでも彼らは自分の得意分野を活かして動く。少々躓くのは予定の範囲。彼らがお互いをその特技や問題点ごと認めあっているのが伝わってきて本当に好もしい。班には新メンバーも加わり、それぞれの背景も描かれる。特にクリスマスイブの日の各々の過ごし方は微笑んでしまうほどとても良かった。…内容を書く場所がなくなった…とにかく楽しんだので一作目をお好きな方は安心してどうぞ♪2020/11/11

86
濃すぎるメンバーが集まる迷宮捜査班。このドタバタ感がイイね。組織のはみ出し者同士の友情が素敵ですね2021/05/08

sin

77
コメディミステリーとでも云うのであろうか?突拍子もなく個性的なメンバー達と、それでもまだ足りないとばかりに新たに投入されるはぐれもの達が訳ありリーダーのもと捜査を進めて行く姿や、警察モノとして勿論殺伐とした殺人事件を扱いはするがこの愛すべき面々のおかげで不思議と陰惨な感じを与えないところも本国で好意的に受けとめられている由縁であろう。表紙に惹かれて手に取った本であり、ミステリーとしては詰めが甘い気がするものの、解説者の云う評判どおりの面白さを約束する作品であることは間違いない。2020/11/01

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