内容説明
100人近くが働く郊外のシネコン。日曜日でクリスマス・イブの今日は、舞台挨拶やイベント上映もあり、大忙しだ。過去に秘密のあるアルバイト、地元を離れた学生、家庭に居場所をなくした主婦、それぞれが微妙な人間関係の中、複雑な悩みを抱えながらもひたむきに仕事をしている……。映画館の各部署で働く人の想いが重なり合う、心温まる連作短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
94
6年ぶりの再読で思いの外、ブランクがありましたね。タイトル通り、クリスマスイブの夜、『シネコン』を舞台に繰り広げられる従業員、アルバイトさん達の人間ドラマです。働く方のセクションによって当然、仕事内容も違い、そのお仕事ぶりもさりげなく描写されているのでお仕事小説としても楽しめます。バイトとして働く「島田」さんは勤務歴が長く、なんでもできてしまいます。しかし、彼女には過去にちょっとした出来事があり、当時一緒に働いていたメンバーからは少し腫れ物扱いされてなくもありません。そんな彼女を見守る一人の男性がいて。2025/12/25
アッシュ姉
92
今の気分はコレ!と表紙に惹かれて読み始めたものの、キュンキュンどころかヒリヒリチクチク。しまった!畑野さんだということを忘れていた。地方のシネコンで働くフリーター、学生アルバイト、主婦たちの連作短編集。仕事内容や職場の雰囲気がやけにリアルだなと思ったら、畑野さんもシネコンでバイトしていたそう。その頃の夢のような楽しい日々を詰めこんだとあとがきにあるけど、楽しそうというより辛そうでした。最後はホッとできたので安堵。2021/04/15
おうち時間
56
クリスマスイブのシネコンが舞台のお話なのでクリスマスイブまで読まずに取っておきました。今ではシネコンで映画を観るのが当り前になっていますが、シネコンの事てあまりわかっていませんでした。仕事内容もフロア、コンセッション、ボックス、ストア、オフィス、プロジェクションと分かれていてすごくたくさんの人が働いているんですね。この小説はそんな人たちがそれぞれの視点でお話をしていく連作短編集になっています。元シネコンスタッフだった畑野さんならではの小説。実家の映画館を復活させたい岡本君。是非島田さんと頑張って欲しいな。2023/12/25
dr2006
53
畑野さんの作品は心理描写が繊細で奥深い。地方都市のシネコンで働くバイト従業員の一日を、将来を憂うバイト目線で切り取った群像劇。フロア、コンセ、ボックス、ストア、オフィス、プロジェクション夫々の持ち場と業務内容が細かく解説されている。相当綿密に取材したのかなと思ったが、作者がシネコンでバイトしていたとのことで納得。シネコンが少数の社員に対し多くをバイトで運営しているのが意外だった。技術進歩とコスト高で今や上映される映画は殆どがデジタル化されている。そして映画鑑賞の手段が必ずしも映画館でなくなって久しい💧2024/12/16
Nat
42
図書館本。久しぶりの畑野さん。島田さんと岡本さんに5年前何があったのか。シネコンで働く何人かのフリーターやアルバイトの視点を中心にしたオムニバス。ドキドキしたが、良い感じのエンディングでホッとした。2024/01/06
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