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内容説明
あたかも事実のように扱われているデータ分析の裏には、正当化できないほど強すぎる仮定が課されている――。データ分析の結果を消費する、すべての人たちへ。最新のデータ分析手法を米国科学アカデミー会員の著者が、豊富な事例で最新理論「部分識別」を平易に解説する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BananaBoyfriend
4
前の集団の結果を見て処置割り当てを変えていく適応的分散は使えそう。簡単なので期待厚生基準だけで政策評価してしまいがちだが、原発問題とか考えると、期待厚生基準だけで評価できるわけはなく、マキシミン(最悪の状況を考えて再稼働反対)やミニマックスリグレット(部分的に再稼働?)の意思決定基準もあることを踏まえないと、政策分析が的外れになるんだなと2022/04/10
ico
1
非常に専門的で、言葉で語ると言いつつ内容はおそらくEconometricaの論文。面白いし、ある発想も湧いたのだが、実行に移すのが大変そうである。 部分識別的な観点から見ればDIDも完全な識別ではない、というのも面白い(おそらくATTの話?2023/06/06
Kohe
1
3ヶ月かけて何とか読み終えた。難解。通常、あらゆる検討は必ず結論を出すため場合によって強い仮定を置かざるを得ないが、その弊害について納得。今まで当たり前だったことも偽なのかも。 後半の薬事承認に対する著者の代替案やレッセフェールに学習効果が少ない旨は興味深かった。が、コロナでの世の中の対応を見ると現実的にそれは厳しく、どうやればいいんだろうな。 また時期を改めて咀嚼しながら読みたい。2022/08/12
kiyokichi
1
ちょっと息切れしつつ流し読みで読了……。 もう少し寝かせて再読します。2020/12/29
yokkoishotaro
0
面白かったが、図があった方がわかりやすいのになぁと思う部分が結構あった。期待厚生基準、マキシミン基準、マックス・リグレット基準はとても勉強になった。2023/01/31