内容説明
やっと見つけた…! これがわたしの「音」。
声がコンプレックスの星良は、楽器で自信をつけようと吹奏楽部の名門・志戸高校に入学するが、練習の厳しさや人間関係の難しさに続ける気力を失ってしまう。
親友の柚葉が励ます中で、星良は口笛が自分を表現する音になることに気づく。
吹奏楽部内で浮いてしまっている少女たちとも口笛をとおして心を通わせていくが、その活動が問題視されてしまい──。
Vtuber小説家による、爽やかな感動が駆け抜ける青春小説。
【目次】
プロローグ
第一章 カントリー・ロード
第二章 かえるのうた(輪唱)
第三章 スターティング・オーヴァー
第四章 スタンド・バイ・ミー
第五章 フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
エピローグ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なみ
9
吹奏楽部の星良が、くちぶえという"自分の音"を見つけ、仲間たちと心を通わせていく物語。 少女たちの悩みや葛藤と、それを乗り越える強さが爽やかに描かれています。 文体も癖がなくて読みやすいので、中高生にもオススメ。 志岐乃先生の優しさに心を洗われました。2020/10/19
リク@ぼっち党員
5
くちぶえで繋がる四人の少女の物語。ストーリーは実に王道。青春時代に陥りがちな挫折、苦悩、そしてそこからの脱却。そこに身一つでできるという点で歌と同じくらい入り口は広く、しかし奥は深いくちぶえをテーマに据えたことで親近感が湧くようになっていたかと。実際にうまい人のくちぶえは鳥肌モノ。今ひとつ本気になりきれなかった少女たちがくちぶえにのめり込んでいく様子が微笑ましく、つい自分もくちぶえを吹きたくなるような作品に仕上がっていた。ただカルテットというほどのハーモニーはまだこれから。今後の活動でどうなるか。2020/10/21
遠野空
1
くちぶえって面白いですね。成長が進むごとに感じられてとても良かったです。物語がハッキリしているので、最後はとても感動しました。2023/04/18
みちぱん
1
くちぶえ青春群像劇。切り口がくちぶえという斬新さが良い。好きなことをするか、やれることをするか、永遠の命題な気がする。2022/06/09
ぬりかべ
0
事前知識無しにまずは読んでみた。 感想として4人組の少女の成長を描いた作品で、意外に話に メリハリがあって楽しめました。 口笛吹いてみたくなるよね。 でも自分は最初の柚葉みたいにかすれた口笛なんだよなー もしも口笛が吹けたなら思いのすべてを歌にして 皆に伝えることができるのかなってね。2022/11/17
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