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内容説明
長年の豊富な実務経験に基づき、決済サービスの仕組み、成り立ち、社会に与える影響を徹底的に解説
世界中で使える国際ブランドのクレジットカードの技術、海外ではよく使われているデビットカードが日本で普及しない理由、電子マネーが当たり前に使われるようになるまでの実証実験の歴史、Apple Payが行っている日本での特別対応、QRコード決済で起こり得る不正利用の手口など、本書で扱うテーマは多岐にわたる。安全・安心な社会の実現にキャッシュレスはどのように寄与するのか、技術論・制度論にとどまらない、多様な示唆に溢れた解説書の決定版!
この一冊でキャッシュレスの現実と未来を冷静に、正確に見通せる!
決済サービスに精通する有識者15人による推薦コメントを巻頭に収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ireadertj
4
これまで読んだ中で一番決済サービスの仕組みの理解が進んだ。2022/11/11
Yuichi Tomita
3
再読。決済は薄利多売のビジネスであること、データ活用はトライアンドエラーでようやく意味のあることができる、この辺は同意である。 キャッシュレスにすることにはそれほど意味はなくて、それでどれほど決済額や利便性が上がるのかという昔からの議論になりつつあるなと感じた。2020/09/16
Yuichi Tomita
3
色々なところでも絶賛されているが、これは凄い本。情報量が凄い。クレジット、デビット、プリペイド、QR決済、スマホ決済など、だんだん分かりにくくなっているキャッシュレス決済についてまとめて記載されている。 余談だがとある決済事業者への批判がすごい。事実誤認やシステミックリスクを勘案してのこととは思うが、余程腹に据えかねたのかな。2020/09/09
Nasu Take
3
キャッシュレスの歴史や仕組みを解説してくれる。海外と日本のキャッシュレスの違いも説明してくれてとても面白かった。キャッシュレスなのでどうしてもIT用語、通信用語が出てしまうのが仕方ないが、それでも一般の人に分かりやすくできている。今後の未来について知りたい方にもオススメな一冊であると思う。2020/08/31
sab
2
よく話題にされるクレジットカードのビジネスモデルのいろはから、昨今のQRコード決済まで、トリビアルな情報が満載。クレジットカードのエンボス加工の歴史的理由、性悪説の欧米ではクレジットカードを店員に渡すことはなく日本では悪名高いリボルビング払いも負債を払い続けることができる信用証明のための必要経費と考えられていること、Google payとApple payの違い、Suica対応を選択したAppleのスタンスの推理、国際送金のブレイクスルーであるWiseもカバー。決済システムの裏側に興味があれば楽しめる2022/12/17