内容説明
●からだをもっとシンプルに使う
●癖から解放される
●楽器を自分のからだのように自由に操る
演奏家にとって演奏や練習の妨げになる「癖」。よかれと思って身につけてきた姿勢や動きが、実は障害になっているかも。手放し方を学んで、からだへの負担を減らせば、練習した分だけ上達できるようになる。癖から自由になってシンプルな自分になる!
■この本を読むとこんなことができるように……
・演奏中/演奏後の首、肩甲骨周辺、肘、手首、親指の付け根、腰、膝、すね、ふくらはぎ、足首周辺の違和感を軽減する
・腕の重さで弾く(重量奏法・重力奏法)ことが可能になる
・重心が降りるようになる
・お腹で支えることができるようになる
・スケール(上行/下行)が楽に弾けるようになる
・オクターブや和音が弾きやすくなる
・跳躍が楽に弾けるようになる
・フォルティッシモがよく響くようになる
・小指が使いやすくなる
・腕を交叉させて弾くのが楽になる
・トリルやトレモロが楽に弾けるようになる
目次
●introduction 自分のからだを知ろう
●Part1 演奏できるからだになる
●Part2 基本となる動き
●Part3 演奏中の動き(1) 基本編
●Part4 演奏中の動き(2) 技術編
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スリカータ
18
著者のかわかみさんの個人レッスンを10数年前に受けた事がある。歩くなどの基本動作に少し補助してもらっただけで、身体が軽く動きやすくなった事を思い出した。ピアノ演奏の大幅な跳躍は、バランスボールを使って実践した。同じことが本書にも載っており、忘れていたことを思い出した。良い復習になった。2022/07/10
てあて・あら木
2
アレクサンダー教師の先輩が書いた本。 職業的な興味(アレクサンダー教師として)もあり読みました。 とても分かりやすい。 パード1・2・3と読み進むうちに全体から細部へと解説が進んでいくようになっているにも関わらず、どのパートからでも必要に応じて読める内容になっている。 「ピアノがうまくなる・・・」とあるが、実際には人の体の使い方全般に渡るものになっているので、他のさまざまなことでも使える内容だと思う。 パート分けやワークなど内容そのままで、別の体裁にすれば、より多くの人が読めるものになるような気がする。2019/03/12