信州・ りんご農家の知恵と工夫 せっちゃんの保存食

個数:1
紙書籍版価格
¥1,595
  • 電子書籍
  • Reader

信州・ りんご農家の知恵と工夫 せっちゃんの保存食

  • ISBN:9784048966221

ファイル: /

内容説明

長野のりんご農家のお母さんとして忙しい毎日を過ごすせっちゃん。
日々作物を育て、収穫し……と向き合う中で、少しも無駄にせず、おいしく食べきる保存食あれこれを
長年にわたって工夫し、作り出してきました。それは同時に、忙しい日々の食卓を豊かにする術でもありました。

本書では、そんなせっちゃんの保存食の豊かさに共感した、料理家の飛田和緒さんが
春夏秋冬、それぞれの季節のせっちゃんの保存食づくりを現地から伝えるとともに、
それを生かしたさらなる「楽しみ方」も紹介。


春はふき、たけのこ、わらび、うど、そして新しょうがやいちご。
下ごしらえをして、煮たり、漬けたり、常備菜にしたりします。

夏はなんといっても梅仕事。一年中、畑仕事の合間のお茶請けに活躍するカリカリ梅や甘い梅干し漬けなど。
また、きゅうりやトマト、みょうがなど、畑でとれる野菜の保存食も欠かせません。

秋は栗やきのこ。手間のかかる栗の下ごしらえは、夜毎、コツコツ行います。
いちじくやラフランスなどの果物の保存食も、この時期ならではのお楽しみです。

冬は大根、白菜、野沢菜などの漬物を。
寒い外での作業もありますが、できたときのおいしさは格別です。

「せっちゃんの保存食は気取りがないのに
うなるほどおいしい、飽きない味なのです」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

canacona

25
素晴らしい保存食の世界。春はわらび、たけのこ、新生姜にらっきょうにいちご。夏は梅、しそ、きゅうり、トマト。秋は栗、きのこ、いちじくで、冬は野沢菜、白菜、大根のお漬物などなど。そしてそれぞれ仕込む量もなかなかの量。これをお一人でやられてるというのがすごい。身の回りで沢山採れるから長く食べるために保存してるだけなんだろうけど、豊かな食生活とはこういうことを言うんだろうなぁ。2022/05/24

たまきら

24
飛田さんのスタッフさんの親戚であり、信州の昔からの保存食を今も作り続けている「せっちゃん」のドキドキするレシピ本です。写真や文章から、製作スタッフのせっちゃんへのリスペクトが伝わってきます。…昔、岩手の友人がおばあちゃんの家に招待してくださったことがあります。彼女の台所には大きな大きな漬物部屋があって、自分にはどんな大富豪のワインセラーよりもほしいと思った部屋でした。…盛岡の藤原養蜂場さんの蜂蜜蔵も相当だったけど。2020/10/12

へへろ~本舗

5
まめで丁寧、作るのは大変だけど、贅沢な生活。羨ましい。自分ではなかなかここまではできない。2021/01/04

ココアにんにく

5
せっちゃん語が読んでいて聞こえてきそう。じゃみじゃみの塩や砂糖は長期保存には欠かせないと実感しました。写真に写るせっちゃんの手が色んな保存食を作り上げていく。こんなにバリエーションが多いとは。機能的で合理的で知恵のかたまり。古い洗濯機を脱水に使うのには驚き。瓶のフタは毎回新品を使う事など初めて知った事が多い。滋味あふれる贅沢な時間を本の中で味わえました。2020/10/26

relaxopenenjoy

3
四季の保存食の写真が圧巻。 レシピは量が多いのが多くて、やはりこういうのは大量に仕込むものなのだろうけど、ちょっと真似できない。メモ 小松菜の切り漬け、切り干し大根の漬物、栗の渋皮煮、かぼちゃサラダ、夕顔のそぼろ煮。いちごジャムの作り方。2021/07/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16697855
  • ご注意事項