集英社文庫<br> バクテリア・ハザード

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集英社文庫
バクテリア・ハザード

  • 著者名:高嶋哲夫【著】
  • 価格 ¥1,001(本体¥910)
  • 集英社(2020/10発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087441444

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内容説明

天才科学者・山之内明が発明した「ペトロバグ」。それは、石油を生成するとてつもない細菌であった。世界の石油市場を根本から覆し、戦争にまで発展しかねない脅威を感じた石油メジャーは、山之内殺害およびペトロバグ略奪の指令を発した。目に見えない細菌が、時に驚くべき能力を発揮し、その強力さゆえに人類の危機をも引き起こす……。来るべき脅威に警鐘を鳴らす、著者の新たな予言の書。

目次

プロローグ
第1章 バクテリアの発見
第2章 過去の影
第3章 消失と再生
第4章 バイオハザード
第5章 襲撃と陰謀
第6章 復活に向けて
第7章 死の感染
第8章 未来への希望
エピローグ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

120
この本は20年前ほどに出版されたようですが、その後何回か出版されて今回の世界的な情勢からだされたようです。バクテリアとはいうものの、石油に関するする世界的を巻き込んだ謀略ものの感じでした。結構楽しめるのですが途中からその石油に関するバクテリアがある悪さをすることになって凍結ということになります。現実にありそうな気もしますがまだまだということでしょう。2021/06/07

モルク

98
科学者山ノ内が発明した石油を生成する細菌ぺトロバブを巡り、それを脅威に感じる産油国はその細菌を奪い取り山ノ内を抹殺しようと刺客を送る。しかし、ぺトロバブは生物、猿や人間をも石油に変えてしまい血液体液により感染するという恐ろしいものだった。石油に変化する物が現れたら世界情勢は大幅に変化するだろう。様々な利権が絡みそのハードルは高い。が、圧力をかける政治家、その裏の人物がいやらしい。2024/01/22

ゆみねこ

93
石油を生成できるバクテリアが日本人の手により発見開発された。利権が絡むOPEC や石油メジャーが暗躍し、スパイや殺し屋も。そしてバクテリアの持つ強い毒性。想像していたパンデミックものではなかったけれど面白かったです。 2021/04/30

タイ子

83
石油ーそれは単なるエネルギー源ではなく、重要な戦略物資なのである(始まりより)。これまで石油を巡って世界が何度戦争を起こしたことだろう。その石油が細菌によって生成されたとしたら?日本の科学者によって発明された細菌は世界中から注目されるが、それはある意味別の戦争を起こしかねない脅威の発明であった。一番怖いのは細菌が石油生成だけではなく、人類にとって危機を及ぼすバイオハザードになること。世界から狙われる科学者、その中で日本の政界が大国の意のままって言うのが情けない。いろんな要素が映画を観ているような面白さ。2020/09/24

きりん★

50
やっと読み終えた〜。石油を生成する事のできるバクテリア開発。壮大。しかし物事にはプラスもあればマイナスもあり、そのバクテリアを巡って起こる物語。これを創造された著者はスゴい!ちょっと長かったし、自分の中で勝手に思っていた細菌レベルではなかった😅けれどなんかすごい物語だった!(言葉に表す事ができません)2022/01/10

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