内容説明
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私たちは、何をみているのか? 初代・三遊亭圓朝が生み出した、古典落語の名作『心眼』。あんま師・梅喜の薬師様への願掛けの思いが叶って、目が見えるようになると……。
古典落語の名人・柳家権太楼の口演を写真家・大森克己が、その一部始終を撮影。
見えること/見えないことをめぐる、「落語」と「写真」のスリリングな格闘――。
感想・レビュー
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kaz
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心眼はよく知っているものの、キャプションでどのシーンなのかが書いてあった方がわかりやすいのだが。権太楼師は好きだが、実際の高座ではなくスタジオでの実演の写真だし、本としてはどうだろう。図書館の内容紹介は『あんま師・梅喜の薬師様への願掛けの思いが叶い、目が見えるようになると…。初代・三遊亭圓朝が生み出した名作「心眼」。古典落語の名人・柳家権太楼の口演の一部始終を、写真家・大森克己が写し取る。書き起こしも収録。 責任表示:柳家権太楼 大森克己著』。 2021/08/08
Takashi Okawara
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音のない落語。 定番の演目ではないことから語りの先入観を持っていないおかげで、普段経験し得ない視覚障害者から世界がどのように見えるかを想像できる面白い写真集。 末尾に書かれている書き下し文と写真がどう対応するかを示さないやり方も絵の想像を膨らませる上で有効に感じる。2020/08/30