内容説明
毎日、コツコツ。宅配だから出会える笑顔がある――
どんな日もお客様に牛乳を届けてきた纒ミルク浜町店。若き四代目・亮介は、ベテラン配達員・田代らとともに宅配に勤しむ中、デザイン会社で活躍する玉枝と出会う。顧客宅での事件や切ない恋に遭遇したことで、亮介は単調に見える仕事の壁に直面してしまい……〝届ける人〟の尊さが胸に染み入る宅配物語
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さと
84
日本人が持つ、謙虚さと他者への信頼。これも独自の文化なんだなと感じた。「役目を果たせるかどうかなとど迷っているのは、心得違いの贅沢です」との言葉には、自ら謙虚になれという叱責と貴方への信頼がいかほどのものかという叫びでもあるようだ。 個人的には一力氏の作品は時代物の方がしっくりくるような気がする。江戸時代の長屋で繰り広げられる日常に重ねたい気がした。2021/01/05
やぎ
13
今でも牛乳買ってますが紙パックです。ビン牛乳の頃が懐かしいです。朝、配達してもらった牛乳を箱から取り出すのが楽しみで、冬は上の表面が氷っていたのを思い出す。日本の文化である牛乳配置にスポットを当てた人情話。みんなで作った日本を紹介するCMがどんな出来映えなのか見てみたいです。福山駅近くの自由軒や、尾道のしみず食堂、孔雀荘は実在するんですね。尾道ラーメン食べたくなりました。2020/12/08
yasumiha
12
小学生の頃飲んだ牛乳ビンが懐かしい。山本一力氏の現代物ではあるが、人との繋がり、相手を思う心遣い、人情がやはり軸となっていた。ほっこりしたり、生き生きした人間模様などあり楽しく読めた。アートディレクターの実川玉枝さんは、格好いいキャラクターだ。筆者があとがきでも記載してるが、牛乳宅配文化を再認識した。2021/02/16
座敷童
11
子どもの頃、当たり前のように自宅に届いていた牛乳、それも当然ビンで。 いつの頃からだろうか。そのビンがパックになり、スーパーで牛乳を買うようになったのは。 あったかく懐かしい気分になりました。 牛乳飲もうっと。2020/10/28
にこ
9
思ってたような内容ではなかったな。牛乳配達より玉枝達が目立ってた。あと知り合いが多すぎ(笑)2022/01/23
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