音楽家の食卓 - バッハ、ベートーヴェン、ブラームス… 11人のクラ

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音楽家の食卓 - バッハ、ベートーヴェン、ブラームス… 11人のクラ

  • 著者名:野田浩資
  • 価格 ¥2,860(本体¥2,600)
  • 誠文堂新光社(2020/09発売)
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  • ISBN:9784416619131

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内容説明

ドイツ・ヨーロッパの文化と料理の知識、クラシック音楽への造詣が深い著者が、中世ドイツ語圏の音楽家の旅した足跡をたどり、各地の郷土料理などを取り上げ、音楽家ゆかりの料理とエピソードを紹介します。 子供時代、毎日の食生活も満足でなかったベートーヴェン、生まれた時から裕福であったメンデルスゾーン、6歳からイタリアを始めドイツ、フランスなどあちこちを旅し、自分の音楽活動の場所を求めたモーツァルトなど、それぞれの音楽家の人生とともにあった旅と食をつづります。 音楽家の人生を辿る読み物として、ヨーロッパの料理や食材のルーツを探る食の本として、現地の写真も多数挿入し、旅のガイドとしても楽しめる一冊です。

目次

18~19世紀の旅の在り方/本書に登場する主な都市 ◇ ヨハン・セバスティアン・バッハ ニシンのマリネ/テューリンゲンの焼きソーセージ/ライプツィヒの野菜料理/ローストポーク テューリンゲン地方風/アプリコットのケーキーキ ◇フランツ・ヨーゼフ・ハイドン 牛肉のスープ煮/タッフェルシュピッツのジェリー寄せ/ホワイトアスパラガスのサラダ/ビーフの蒸し煮 エステルハージ風 ◇ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト 大麦入りのブイヨンスープ/コンソメスープレバー団子入り/豚肉の薄切りソテー きのこソース/豚肉の薄切り ウィーン風/豚ロース肉のカツレツ ミラノ風 コラム01 ウィーンのパン屋で生まれたクロワッサン ◇ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン じゃがいものタルト/白身魚とオムレツ料理 ベートーヴェン風/牛肉のサラダ ライン河風/牛肉の蒸し煮 ライン河風/赤ワインのケーキ ファルツ地方風 コラム02 「交響曲第9番」日本での初演とドイツ人俘虜 ◇フランツ・ペーター・シューベルト 牛肉のグーラッシュ煮込み/ りんごのクレープ巻き/アップルパイウィーン風 ◇フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ ベルリン風ハンバーグ風/牛肉のステーキ ハンブルク風/チキンのクリーム煮 東ドイツ風/チーズケーキ おばあちゃん風 コラム03 日本人作曲家、滝廉太郎の海外留学 ◇フレデリック・フランソワ・ショパン ビーツのスープ ピエロギパスタ入り/ドイツ風ピザ サワークリーム風味/コンソメスープ ジョルジュサンド風/ショパン風ポトフ コラム04 映画「別れの曲」のショパンの姿 ◇ロベルト・シューマン 牛肉のロール巻き ライン河風/きのこのスープ ザクセン地方風/りんごとサワークリームのケーキ/ライプツィヒのヒバリクッキー ◇フランツ・リスト ロールキャベツ ハンガリー風/ウクライナのボルシチスープ/チキンのカツレツ キエフ風/チーズのキッシュ スイス風/玉ねぎのパイ ワイマール風 ◇リヒャルト・ワーグナー ミートボール ケーニッヒスベルク風/ローシュティポテト ハムとチーズ焼き/仔牛肉の細切り チューリッヒ風/仔牛レバーのソテー ヴェネツィア風/ソーセージのスープ仕立て フランケン地方風/バイエルンのババロア コラム05 夢見るバイエルン国王、ルートヴィヒ2世                                ◇ヨハネス・ブラームス   マコガレイのムニエル ベーコン風味 ハンブルク風/鹿肉の細切りソテー シェフ風/ザルツブルク風スフレ/カイザーシュマーレン ブルーベリーのジャム添え コラム06 マカロンとマリー・アントワネット 音楽家ゆかりの町のレストラン&カフェガイド

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

breguet4194q

121
クラシックの作曲家の人生と、その時代・地域の料理、どちらからのベクトルでもアプローチのできる楽しめる本です。作曲家ごとにチャプターが分かれており、エピソードと共にレシピがあり、巻末には作曲家ゆかりのレストランやカフェのガイドも掲載されてます。写真が多く旅行気分も味わえる、ちょっとお得な本って感じです。2022/05/05

チョコ

81
色々な作曲家関係の本を読んだけれど、これは文章も分かりやすく、写真も多いので、旅行ガイド、歴史の資料集、料理のレシピ本としても面白い!順番に行ってみたい所ばかり!図書館で借りたけど、手元に置いておきたいから買っちゃおう!2022/05/11

たまきら

34
娘さんと楽しみました。まず娘が知りたがったのはショパン。小鳥のようにしか食べなかった、とか、お肉が苦手だったというエピソードに「なんか違和感ないね」と娘。確かに。次に興味津々だったのはリストですが、こちらは食べ物よりも彼の長い業績をたたえるエピソードを楽しく読みました。次はベートーベン(好きな飲み物はコーヒー)、モーツァルト(子供のころからビールを飲んでいたお酒好き)…と興味を持ち、二人の好きな飲み物の差に、「やっぱり性格が出てる気がする」と大満足な娘さんなのでした。…バッハも素敵よ?2021/05/19

ユウユウ

29
音楽家の生きた時代と場所を語り、彼らが食べたかもしれない料理をレシピつきで紹介。企画はとても面白い。図書館で借りたけれど、手元にあってもいいかなと思う。ただし私が借りた版ではなんだか誤植?と思う部分があったのが残念。音楽家の実際に過ごした町、演奏した教会などの写真が、著者が撮っているからこそ、実際にその地に行った人の目線で感じられるものも多く、自分も行ってみたくなった。2020/06/04

毒兎真暗ミサ【副長】

26
18〜19世紀に活躍した11人の音楽家達の食事風景を徹底的に再現。冒頭はバッハの荘厳なるパイプオルガン、その隣のページの「野菜の柔らか煮」が色鮮やかに気品を醸す。ブロッコリーとエビ。それを蒸しただけなのに目にも胃にも優しい。彼らが過ごした街並みの写真も優雅。食事は想像した派手さはなく体を労るスープが多い。お肉もトロトロな煮込みが主体で刺激物も控えめ。モーツァルトだけ豚肉中心なのに納得しワグナーのローシュティポテトが気になる。ショパンのコンソメスープ・ジュルジュサンド風は辛口だろうか。きっとそうに違いない。2024/03/14

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