内容説明
「心」は何に反応して揺れ動くのか?そして我々をどこへ導くのか。 新型コロナ台風の渦中、澄んだ青空を見つける奇跡のサイエンス・フィロソフィー!
生物は機械のように設計されたものではなく、それぞれの環境の中で個性を宿していく。人間の本質を理解して人間らしく生きるには、一人一人の人生を感じ、考えていかなければならない。ーー「はじめに」より
目次
第一章 ダーウィンへの挑戦状
第二章 ハンチントン病の痛みに心を寄せる
第三章 隔離した近代科学
第四章 BeingとBecoming
第五章 人間の本質
第六章 機械仕掛けの生き方を変える
終章 生命の軌跡
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おせきはん
24
世界初のヒトiPS細胞を創った研究者による生命論です。近年、社会、政治とも難しい状態が続いていますが、感じることと考えることで協創してきたヒトが本来、持っている力と可能性に希望を見出すことができました。2020/11/30
たりたり
0
著者の後半はもう明らかSFの世界観を参考にしてるのがわかる笑 ただ流石研究者だけあって知らないことやわからないことが沢山あることを理解してるからこそ寛容を大事にしてるのもわかる 高校までの教師の大半は大学受験までの知識しかないのにまるで全て知ってるかのように振る舞って生徒の自由を尊重しない人が個人の経験的に多い気がする2022/02/20
Go Extreme
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ダーウィニズム→生命科学 在る<内部から成る 悪性の自己愛:相手を手段として利用 ダーウィン:他生物との競争 ウォレス:自然との共生・相互扶助 弱肉強食の進化論→優生思想 生存:客観的な事実 適応:思弁 メカニズム・機械論 生命の本質:個性とその生成 遺伝子の改変=命の選別 未来パラダイムシフト:モノと心の一体化 思考:論理的に考える+直観的に感じる 病気を診ずして病人を見よ 生まれは育ちを通して成る まず直観的に感じる→論理的に考える Becomingの科学 再生医療:積み木組み立て 一塵不染・別有天地2020/11/29