グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界

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グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界

  • ISBN:9784863134997

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内容説明

2020年に世界を覆ったパンデミックは、それまでに起きつつあった変化を劇的に加速した。もう元には戻れない。「マクロ」の視点、「産業と企業」の視点、「個人」の視点それぞれから、次に来る新しい世界を提示する。いま何が起きているのか、これから何が起きるのかを、俯瞰して知るのに最適な1冊。

<著者紹介>
クラウス・シュワブ
1938年、ドイツ、ラーベンスブルグ生まれ。世界経済フォーラムの創設者で現在も会長を務める。1971年に発表した『機械工学分野の最新企業経営』で、企業は株主だけでなく、すべての利害関係者、すなわちステークホルダーのために、長期的成長と繁栄を実現する使命があると説き、このステークホルダー尊重主義を推し進めるために、同年、世界経済フォーラムを設立した。

ティエリ・マルレ
1961年、フランス、パリ生まれ。個人投資家、グローバル企業のトップ、オピニオンリーダーや政策決定者向けに簡潔な予測分析を提供するオンラインメディア『マンスリー・バロメーター』の創設者であり、現在も代表を務める。世界経済フォーラムとの関わりも深く、グローバルリスクネットワークを設立し、そのプログラムのリーダーを務める他、さまざまな役職を兼任している。

目次

イントロダクション

1. マクロリセット
1.1 概念の枠組:現代社会をあらわす三つのキーワード
1.2 経済のリセット
1.3 社会的基盤のリセット
1.4 地政学的リセット
1.5 環境のリセット
1.6 テクノロジーのリセット

2. ミクロリセット(産業と企業)
2.1 ミクロトレンド
2.2 産業のリセット

3. 個人のリセット
3.1 人間らしさの見直し
3.2 心身の健康
3.3 優先順位を変える

謝辞
参考文献
著者紹介

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

R

44
コロナ以後の世界がどうなるか、誰にもわからないけど、いろいろリセットされるから準備しておこう。かなり初動時期に書き始められているので、あれもこれもと論点が取っ散らかっているので読みにくいことこの上ないんだけども、いくつか当たっていそうだし、大外れもありと、今読んで面白い本でした。実際に世界が以前以後で大きく変わったのは間違いがなく、変わった世界に既に慣れつつある、それが標準化されてきているんだなと、リセットされた自身を感じる。2021/06/07

CTC

11
今月の日本経済新聞新刊、原本は本年7月に刊行された英文テキスト。著者はダボス会議創設者で日本では16年刊の『第四次産業革命』がそこそこ売れたスイスの経済学者。同書は未読なんだが念頭にあり、書店店頭で本書217頁の図表(リモートワークが増えると何が起こるかを示すもの)が大変わかりやすく手に取ったしだい。 海外から見ると…社会保障制度が整った日本は、コロナ対策でもそこそこ上手く立ち回り、格差も小さく、質素でエシカル消費が進んでいる、とみられているようで…“グレート・リセット”後のイメージに近いみたい(苦笑)。2020/10/27

Yuki2018

8
著者はダボス会議の主催者。コロナ禍は、以前からの大きな問題を加速した。格差拡大・不公平感の蔓延、地政学的分断、政治の二極化、財政赤字、金融化、環境問題等の深刻な問題だ。このままでは戦争などの暴力な社会リセットが起こるとし、マクロ・ミクロ・個人の各レベルでの自発的な「リセット」を呼びかけている。欧米エリート層の認識を代表していると考えられ、実際に欧米諸国の政策もこの方向で進んでいるように見える。近い将来の世界を占うため読むべき一冊。但し、欧州人らしく、自分達に都合の良い整理ばかりで好感は持てない。2021/08/21

うつしみ

5
大量生産大量消費を是とする価値観は急速に色褪せ古いものになりつつある。環境への過負荷、賭博ごっこに堕ちた金融、使い捨ての労働者、過剰な自己責任論等々、新自由主義の負の側面に我々はうんざりしてきている。筆者はコロナを奇貨として世界をSDGの価値観に塗り変えていこうと論じる。本書にもあるが世界の風潮は左に振れている。政府の介入が増え、企業の力は制限されていく。それで持続可能性や多様性を尊重しスローライフを楽しめる社会になればいいと思うが、果してそううまくいくだろうか?個人の自由まで制限されないことを願いたい。2021/02/04

sau

4
完全に読むタイミング間違えた。 ずっと積読にしてたけど、これは2020年中くらいに読まなきゃだめなやつだったー。答え合わせ的に読む。 2023/02/032023/02/03

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