内容説明
夫を気にせず、本当に自分らしく生きる。
定年後の「熟年離婚」、ステイホームによる「コロナ離婚」が増えている。
夫婦が毎日顔をつきあわせることでストレスが生じ、
関係が破綻するケースが多いようだ。
島根県・石見銀山のアパレルブランド、群言堂の松場登美さん、大吉さん夫妻が選んだのは、
互いの自由を尊重しつつ助け合って生きる「なかよし別居」。
夫を気にせず、自分の好きなことに一日のすべてを使えるようになった登美さん。
一方、大吉さんは料理や食材の買い出しなど、
登美さんに頼りきりだった家事に新たな楽しみを見いだし、充実した日々に。
やってみたらお互いに「いいことだらけ!」。
夫婦の絆が深まった13年間の町内別居生活を振り返り、
ストレスのたまらない老後の新しい夫婦関係を提案する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
47
群言堂の服が好きなので手に取りました。何かを生み出す仕事をされながら、3人の娘さんをほぼワンオペで育てられ、義父母の介護もされてこられた登美さんは素晴らしい。本当に頭が下がります。それだけに50歳すぎての「林住期」に夫婦別居は最高といいたくなるのに共感。登美さんの才能に敬服しているからか、どうしても大吉さんには点が辛くなります。2020/12/15
ぺんぐぃん
5
なかよし別居といえども、すぐ近くに住んでるじゃん!子供までも。私の思う別居とは違うものだった。70歳過ぎて仕事ができるのは羨ましいけれど、孫の世話もしながら自分好みの家で生活できるのは優雅で、自慢話にしか聞こえない。自立して「なかよし別居」するというのは、特別なものではなく、当たり前のことのような気がする。本当の自立であれば、それが家庭内であっても、自分の時間を持ったり、相手を想ったりは「なかよし別居」しなくても実現できる筈だ。2020/12/11
まこ
3
なかよし別居の目標は、夫婦の自立と成長。それぞれが、理想の生き方を実現していく。素敵なことだなと素直にうなずけた。もはや空気のような存在に近い夫婦だけれど、距離感をとることで息苦しさを感じたり、深呼吸できたりするのではないかなと思う。「なかよし別居」頭の片隅に、そっと置いておこうとと思う。2021/02/04
しらたま
3
ま、そんなことできたらいいね。庶民はせいぜい家庭内(なかよし)別居かな。2020/11/23
sakase
2
近所で別居する老夫婦のお話。一緒に住んでそれぞれいきいきと過ごすのもいいけど。2020/11/30
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