竹書房怪談文庫<br> 社畜怪談

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竹書房怪談文庫
社畜怪談

  • 著者名:久田樹生【著】/黒碕薫【著】/佐々原史緒【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 竹書房(2020/09発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801923867

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内容説明

〈お前はいいよな、生きてて…〉
最近、急に痩せ始めた先輩社員の家で聞こえたのは…「ガリガリ」より

パワハラに呪詛返し――弱者たちの復讐がいま始まる。
ブラックもブラックな、職場の実話怪談!

社畜――それは会社の奴隷と化した哀しき大人たち。セクハラ、パワハラ、超過労働に集団イジメ…ストレスフルな職場で生まれた怨み辛みがやがて怪異となって立ち現れる!
・先輩パワハラ社員の家に呼びつけられた後輩二人。部屋に最近突然死した取引先の社員の霊が出るというのだが…「ガリガリ」
・初の女性管理職と期待される社員が産休に。後輩のOLたちがくれた安産守りの中身とは…「おめでとう」
・狙った女性社員を奇妙な術にかけるセクハラ経理課長。その黒い秘密は創業社長が勧進したお稲荷様の祠にあった…「認知の歪み」
――他、久田樹生、黒碕薫、佐々原史緒の異色トリオがそれぞれの嗅覚で集めたおぞましくも恐ろしい職場の恐怖実話全15話!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

65
実話怪談集。会社や仕事に纏わる怪談を収録。仕事や社畜って言葉だけで怪談とは違ったベクトルの嫌さがあるのだが、内容は微妙な部分があるかな。久田樹生は流石というか読んでいて嫌な感じを醸し出すのは流石なのだが、一人だけ妙にライトな語り口の人がいてそれが違和感があるというか、怪談に合わないというか。怪談では内容もそうだけど文体というものの大切さを逆に説いてくれてるような。にブラック企業に追い詰められていく様を描いた作品、例えば「目」とか嫌さの極みなんだけど、そこから逆転する「逃げる」とかは爽快感さえあるなあ。2020/09/14

Nao023

30
社畜というよりは、ハラスメントしていた方が怪現象により、痛い目に合うという痛快な話。 「人を呪わば穴二つって言いますし。ねぇ?」2024/12/18

高宮朱雀

18
タイトルからして結構ヘビーな話かと期待していたがそういう事はなく、他者に向ける嫉妬の念や口に出せない羨望とかの面が強いように感じた。 勿論、社屋の建つ立地の曰くでよろしくない事に巻き込まれてしまった感は認めるが、こちらの求める話題のクオリティには遠く及ばない。2022/05/02

佐倉

16
ブラック企業や社内いじめなどヒトコワ・厭系エピソード満載。遣り手系屑な営業の見舞われた怪異を描く『ガリガリ』、逆に人徳ある営業マンが嵌められたことをきっかけとする『逃げる』はどちらも印象的だったが、この面白さは追放ものとかスカッと系だなぁ。『おめでとう』は怪異も何もないシンプルなヒトコワ系。呪いの刻み込まれた紙という好きなモチーフ。謎過ぎる面接を描く『落ちた』も面白かった。もし採用されても何かログなことにならなさそう2023/11/29

ラルル

14
うーん、タイトルもテーマも悪くないのにキャストミスでしょうね。実話怪談を期待してこの本を手に取る層が、キャピキャピ女子3人組が巻き起こす小説を読まされてどう感じるか、冷静に考えればわるような気がするんだけど。それでも最初の話は我慢して読みましたが、ラストに長編でもう一回登場した時は流石にコメカミに青筋が…2021/06/30

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