富士見L文庫<br> 千駄木ねこ茶房の文豪ごはん 二人でつくる幸せのシュガートースト

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富士見L文庫
千駄木ねこ茶房の文豪ごはん 二人でつくる幸せのシュガートースト

  • ISBN:9784040738079

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内容説明

社畜生活に疲れ果て、会社を休職中の亜紀。そんな彼女の元に祖母が倒れたとの一報が入る。急ぎ見舞うと、祖母から「店を守ってくれ」と頼まれてしまう。ひとまず千駄木にある店の様子を見に行くことに。すると店の前に見知らぬ美男子が行き倒れていた! その上「何も食べていにゃいから食事を二人分作ってくれ」とお願いされ……いや、お願いしてきたのは、男の側から現れた、立派な口髭を蓄えた黒猫で!?
 文豪が愛したごはんを通し、悩みを抱えた人々の心を癒やしていく、ほっこりおいしい人情物語!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

35
社畜生活に疲れ果て会社を休職中の亜紀。そんな彼女が倒れた祖母に「店を守ってくれ」と頼まれ、店の前に行き倒れていた見知らぬ美男子・寒月と、漱石の生まれ変わりを名乗る喋る不思議な黒猫と出会う物語。料理はできそうだけれど、カフェ経営の知識ゼロの未経験者なのに見切り発車する亜紀には勇気あるなあと思いましたけど、猫の漱石と的確な指示を出す寒月さんのサポートもあって、自身の忘れていた幼い頃の夢も思い出しつつ、ワケアリな寒月との関係も何とか乗り越えて、試行錯誤の末にらしいお店を見出していく展開はなかなか良かったですね。2020/10/20

よっしー

21
タイトルと表紙絵にひかれて手に取りました。とりあえず…漱石でもある猫先生が可愛くて!!「~にゃ」という言葉に色々と持っていかれました。寒月の非道になるべきだけどなりきれない葛藤、困っていたら助けてしまうお人好しな所等、モテ要素が沢山あったのに、予想外の一面がありました。やはり、完璧な男はいないですよね(笑 亜紀の祖母と寒月も無事に和解かな。続編も楽しみです。2022/08/20

かしまさ

13
自称夏目漱石の生まれ変わりの猫(しゃべる)が出てくる。美味しそうな食べ物もたくさんで安心して読める本です。漱石の著作からの引用もあって読み返したくなるね。「馬じゃなく牛のように生きろ」そういえば今年は丑年だし🐂2021/02/02

小梅さん。

9
かるーくさくっと読了。 「さつき」とかばればれだったり、色々見え見えではあるけど、それも含めて読みやすい。 漱石にゃんこ、お会いしたーい。 近くにあったら通い詰めちゃうのに。2020/11/08

RINGOoisiiiiiii

7
1巻と2巻の表紙のギャップに惹かれたのと、他の方が推してたので購入。面白かった。精神的にボロボロな二人が、転生した夏目漱石(姿は猫)によって出逢い…。ごはん物。にゃんこは正義。文豪のゲーム、漫画では文豪の本を読もうとは思わなかったけど三四郎が気になる!!カフェ経験なしでどうなるかと思えば猫先生大活躍だし、寒月もなんやかんや手伝っちゃうあたり好意有り。この感じだとじれじれな二人になりそうだし、2巻は他の文豪も出るし買います!2021/12/12

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