講談社現代新書<br> 未来の医療年表 10年後の病気と健康のこと

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講談社現代新書
未来の医療年表 10年後の病気と健康のこと

  • 著者名:奥真也【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 特価 ¥467(本体¥425)
  • 講談社(2020/09発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065211373

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内容説明

医療未来学の第一人者が描く、病気と医療の未来予想図、そして健康にまつわる新常識

2025年 初の本格的認知症薬誕生
2025年 病院へのフリーアクセス廃止
2030年 AIドクターが主流に
2030年 感染症の脅威から解放
2032年 安楽死法制定
2035年 がんの大半が治癒可能に
2040年 神経難病克服
2040年 糖尿病解決

★イノベーションで変わる医療
・人間不要! 診察の主役はAIドクターに
・効く理由はわからなくてもOK! ビッグデータ創薬
・不整脈も血糖値もうつ病も、スマホでかんたん測定
・非医療系企業も続々参入! 医療ビジネスは巨大市場に

★健康にまつわる新常識
・医者と患者で「治る」の意味が違う?
・自前の臓器は「節約」が得策
・60代からは小太りが健康長寿の秘訣
・おススメはゆるい運動

★日本のガラパゴス医療が生き残る道
・日本は世界の「二番手」でいるのが巧みなやり方
・日本のお手本は「医療情報管理先進国」エストニア
・外国人観光客への医療提供を本気で考える時期に
・日本流「おもてなし」クラウドで世界競争へ

目次

はじめに
1 未来の医療ロードマップ
(1) 未来の病気年表
(2) イノベーションが変える医療の体制
2 病と健康をめぐる常識/非常識
(3) 本当の「健康」って何?
(4) 日本人の貧しい医療リテラシー
3 ガラパゴスな日本の医療と世界のスタンダード
(5) ガラパゴスな日本の医療
(6) これが医療の世界標準
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

98
近未来の医療に関することをかなりわかりやすく書かれています。この年になると、若いころはあまり気にしなかったこと例えば自分の健康が気になってきてしまいます。そのような気持ちにこたえてくれるような本でした。表面的なものではなく、きちんと現在の状況を把握しての今後の医療における状況を説明してくれて説得性があります。私にとってはいい本でした。2023/12/31

Ikutan

66
現在医療は『完成期』に入りつつある。『完成期』とはすなわち、人間が病気で死ななくなる時代ということ。しかもそれは、コロナウイルスの洗礼を経ても変わらないという。未来を考察した本はネガティブな内容が多い中、この本は前向きな内容だ。遺伝子解析技術の向上による抗がん剤の進歩やiPS細胞やES細胞を使った再生医療、Alによる画像診断や膨大な情報に基づいた的確な処方。オンライン診療にヘルスケアの進歩。それに伴う法律や保険制度の改定の必要性も説く。脳死、臓器移植、安楽死などにも言及。分かりやすい解説で勉強になった。2020/12/12

クリママ

40
放射線科の医師で、核医学、医療情報学を修め、製薬会社、医療機器メーカーに勤務する多彩なキャリアの著者。2020年9月、コロナ初期のころの発刊。第1章の未来の病気年表にある2025年の認知症薬は既に販売され、オンライン診療など、3年の間に実現しているものがある。医療年表だけでなく、医療全般の方向性や日本の医療の問題点も。iPS細胞の疑問性、脳トレや運動はそこそこに、トップクラスの病院で名医に治療を受ける場合とそれ以外での治療費の差がないことへの提言などが印象に残った。終末医療についても触れてほしかった。2024/03/28

奈良 楓

18
【良かった】奥さんの本は追いかけてみたい。 ● 2020年9月刊。 ● 医療コラム集。「年表」とあるのは他のベストセラーの便乗でしょう。 ● 著者が医者兼ビジネスの世界にいるからこそ書ける本。 ● 自身の知識とギャップが大きかった本。 ● IPS細胞は、日本で報道されるほど世界では万能と捉えられていないようです。 ● AI<人間の診断と考えていましたが、必ずしもそうでないことが納得できた。 ● ウェアラブル端末の有用性。 ● 医療制度に関する法律の致命的な古さ。 ● 脳も鍛えすぎは良くないようです。2023/11/27

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14
近未来の医療についてのエピソード集といった感じで、広く浅くといった印象。医療技術関連のウェイトが高く、社会保障制度や財源への踏み込みは浅いので、全体としてかなり楽観的になっている。/日本において理系のトップクラス人材が医学部に集中するのは人材の浪費というトピックがあり、著者の意見に強く同意する。背景として医師以外の理系進路の魅力が低い(大学教授の収入が先進国の中でも低い、研究費に乏しい)という指摘があり、腑に落ちた。2021/07/21

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