講談社現代新書<br> 証券会社がなくなる日 IFAが「株式投資」を変える

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講談社現代新書
証券会社がなくなる日 IFAが「株式投資」を変える

  • 著者名:浪川攻【著】
  • 価格 ¥979(本体¥890)
  • 講談社(2020/09発売)
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  • ISBN:9784065201480

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内容説明

社長表彰の常連社員、労組の委員長経験者
海外修練生に選抜された営業成績優秀者…。

将来を嘱望されていた大手証券会社の
エリートたちがいま続々と転身している
IFA(独立系ファイナンシャル・
アドバイザー)とはいったい何なのか?

2兆円規模ともされる日本のIFAビジネスを
補助線としながら、ネット専業証券の
明暗を分けた理由、
業界が固執する「儲けのカラクリ」に迫る
ととともに、次の時代に存続する証券会社の
姿を考える。

日本の証券業界を代表する「野村」は
はたして生き残ることができるのか?


【本書の内容】

序 章 証券ビジネスを変える「IFA」とは何か
 これまでとは異なる人材流出の動き
 相次いで辞めていくエリートたち
 米国ではIFA=巨大証券会社の社員に比肩する存在
 IFA説明会の実態 ほか

第1章 証券業界が固執する「儲けのカラクリ」
 販売手数料無料化の衝撃
 「回転売買」と「はめ込み営業」
 テーマ型ファンドを保有していない投信会社の元役員
 放置されたままの「残骸ファンド」
 仕組債「早期償還条項」の罠 ほか

第2章 米国の証券業界で「いま起きていること」
 注目すべきはチャールズ・シュワブの「変貌ぶり」
 米国で主流の「ゴールベース・アプローチ」とは
 常勝軍団「エドワード・ジョーンズ」の独創性
 米国では支店長が「どぶ板営業」
 激化する買収合戦の中心的存在
 あのGSが個人向け無担保ローン事業に進出 ほか

第3章 誰が信頼できる「IFA」なのか
 むやみに数は追わない…GAIA 中桐啓貴
 相場の話をしない…
  ファイナンシャルスタンダード 福田 猛
 投信はやらない…
  Japan Asset Management 堀江智生
 売れる商品でも売らない…いちよし証券 武樋政司

第4章 進化を止めた絶対王者・野村の苦悩
 金融業界が色めき立った「野村買収」情報
 野村HD前CEOが吐露していた「潰れる恐怖」
 ソフトバンクの株式上場時に演じた「厳しい結末」
 時代遅れの「日本型総合証券モデル」
 野村HD新CEOの考え ほか

終 章 いまの証券会社がなくなる日
 IFA転職支援サイトの近況
 在宅勤務が助長したIFAへの“民族大移動”
 SBIと楽天が勝ち、
  マネックスと松井が引き離された理由
 玉石混交のIFA法人とプラットフォーマー ほか

目次

序 章 証券ビジネスを変える「IFA」とは何か
これまでとは異なる人材流出の動き
相次いで辞めていくエリートたち
IFA=証券リテール営業の新たな担い手
米国ではIFA=巨大証券会社の社員に比肩する存在
IFAの取り込みを狙うネット証券
IFA説明会の実態
金融業界に蔓延する深刻なギャップ
顧客にリスクを強いるのに自らはリスクを取らない証券業界 ほか
第1章 証券業界が固執する「儲けのカラクリ」
販売手数料無料化の衝撃
ネット専業の“自爆テロ”
金融庁が醸す“微妙な気配”
傷つけられたプライド
突き付けられた三行半
目先の利益ばかりを優先させてきたツケ
「回転売買」と「はめ込み営業」
顧客リストは「ペーパーベース」
テーマ型ファンドを保有していない投信会社の元役員
放置されたままの「残骸ファンド」
仕組債「早期償還条項」の罠
投資マニアの欲求不満に付け込むビジネス
「関係修復人事」の弊害 ほか
第2章 米国の証券業界で「いま起きていること」
日本の証券業界は何を誤ったのか
跋扈した「にわかファンドマネジャー」
注目すべきはチャールズ・シュワブの「変貌ぶり」
チャールズ・シュワブ「儲けのカラクリ」
日本のトップにはない胆力と覚悟
蛇蝎のごとく嫌われたモルスタとGS
米国で主流の「ゴールベース・アプローチ」とは
常勝軍団「エドワード・ジョーンズ」の独創性
米国では支店長が「どぶ板営業」
激化する買収合戦の中心的存在
あのゴールドマン・サックスが個人向け無担保ローン事業に進出 ほか
第3章 誰が信頼できる「IFA」なのか
誰を信頼して資産運用すればいいのか
いいIFA法人ばかりではない
むやみに数は追わない――「GAIA」中桐啓貴
相場の話をしない――「ファイナンシャルスタンダード」福田 猛
投信はやらない――「Japan Asset Management」堀江智生
売れる商品でも売らない――「いちよし証券」武樋政司
第4章 進化を止めた絶対王者・野村の苦悩
金融業界が色めき立った「野村買収」情報
野村HDの前CEOが吐露していた「潰れる恐怖」
ソフトバンクの株式上場時に演じた「厳しい結末」
時代遅れの「日本型総合証券モデル」
「ワン・オブ・ゼム」に成り下がった野村
野村HDの新CEOの考え
今の野村に見える「変化の兆し」
米国証券会社買収と社名変更の可能性
崖っぷちに立たされた野村 ほか
終 章 いまの証券会社がなくなる日
IFA転職支援サイトの近況
在宅勤務が助長したIFAへの“民族大移動”
ネット専業証券業界の明暗を分けたものは何か
SBIと楽天が勝ち、
マネックスと松井が引き離された理由
玉石混交のIFA法人とプラットフォーマー
ネット専業「敗者」の起死回生と野村復権の可能性 ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミッフー

70
会社から感想文の提出を求められ読む💦要は金融庁のよく言う「顧客本位の業務運営」を行わないと、既成の証券ビジネスは成り立ちませんよ❗️と仰りたいのでしょうが😓この世界で30年強生きてる僕に言わせりゃね「無理無理😩大半の日本人に金融リテラシー無いもん❗️IPOにだけ群がる投機を投資と履き違えた輩ばかり🤪長期的観点の積立てが最適なんだけど経営上コスト合わないでしょ⁉️ストックビジネスったって信託報酬もそのうち引き下げ競争😱金融の垣根外し業界再編しかないよ」と感想文に書いたなら、復讐人事は間違いなし💩2020/10/10

のんぴ

29
証券マンは手数料で稼ぐのではなく、真に顧客の利益になるように、長期的な視野に立って、市場にのみ連動されないようにリスクも分散して、うまくいかないときも誠意をもって対応し、信頼関係を築かなければいけない。そうしないとネット証券やIFAに席巻されちゃうよ。という話かな。なかなか実現は難しそう。2020/11/03

ゲオルギオ・ハーン

17
最近の証券業界の話を書いた本。タイトルのインパクトこそ強いものの中身は割と地味。1章を読んだ時点で『IFA』って書くと格好は良いけど、渉外担当の外注版という印象があった。著者は成績よりも顧客に合わせた提案と親身な対応を重視しているからIFAの有力会社は証券会社の渉外担当とは違うというのだけど、顧客が損をすることは当然ながらあるし、結局数字が出ないと会社は潰れるわけだから親身に無理せず囲ってばかりも限界があると思いました。タイトルにある『証券会社がなくなる』理由がよく分からないのも残念だった。2020/10/30

まつこ

10
昔ながらの証券営業は、もう難しくなってくるんでしょうね…。お客さまも知識レベル上がってるし、騙すような手数料稼ぎはできないだろう。資産運用が健全に広まってほしい。2023/02/22

papaya

7
IFAと言っても聞いたことはなかった。独立金融アドバイザー。主として証券会社の営業担当が辞めてIFAになるケースが多く、楽天証券がIFAに力を入れているという。なぜネット証券がそんなものに?と感じるが増えてきているそうだ。証券会社の手数料は売買手数料だから必ずしも顧客の利益と同一 方向ではない。顧客の資産が増えて証券の手数料も増えるストックビジネスにしないと顧客が離れる。そんな話題でした。2021/11/19

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