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内容説明
【平成22年度日本会計史学会学会賞受賞】
13世紀から15世紀にかけての中世後期イタリアにおいては、キリスト教の教義の束縛から離れるルネサンスが生まれるのとともに、アラビア数字が導入され、また、国際的な交易が発展し長期的な存続を前提としたコンパニーアという商業組織が結成され活発に活動する等の社会・経済的背景等があって、複式簿記が生成されたと著者は言う。
このような幅広い視点からの会計史の追究により、今日の会計の理解、また将来の指針を得る一助となることを目指す。
目次
はじめに 会計研究における歴史的視座の必要性
第1部 複式簿記生成史へのアプローチ
第2部 会計思考の本源と会計記帳実務生成の基礎―12‐13世紀イタリアにおける会計実践の萌芽
第3部 14‐15世紀イタリアにおける簿記・会計の地域的発展(1)―海洋都市における商業活動と会計実践
第4部 14‐15世紀イタリアにおける簿記・会計の地域的発展(2)―トスカーナ地方のコンパニーアと会計実践
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Rootport Blindwatchmaker
2
面白すぎて一気読み。12世紀から15世紀の商人たちの暮らしを、当時の帳簿をもとにまるでドキュメンタリーのように描き出す。お金は嘘をつかない。会計資料には、どんな日記や手記よりも生々しい情報が残されているのだ。ベストセラーになったジェイコブ・ソール『帳簿の世界史』(文藝春秋)の次に読むならこの1冊。『帳簿~』が概論ならこちらは各論。『帳簿~』で省略されていた細かな情報が網羅されており、「そうそう、それが知りたかったんだよ!」と膝打ちしながら読み進めた。2015/12/28
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