内容説明
誰が新型コロナで暴利を得たのか?
持続化給付金の不正受給、
偽造された税務署の収受印、
ペーパーカンパニーを使った詐取、
コロナ禍に乗じた悪徳商法、
窮地の飲食店に不正受給をそそのかす悪質業者、
マスク価格高騰の裏で暗躍していた国際犯罪組織……
新型コロナ経済対策200兆円を喰い物にする連中の巧妙な手口に迫る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
更紗蝦
26
「持続化給付金」の不正受給、新型コロナ関連詐欺、マスクの転売と粗悪マスク氾濫の経緯などに注目したルポルタージュです。発行日が2020年9月1日なので、スピード重視で出版したらしく、愚策の極みであるアベノマスクとGoToキャンペーンにはほぼ触れていない(165ページに単語が出てくるのみ)ことが少々残念ですが、緊急事態に対して政府がどのように迷走し、それに対してどのような不正が起こり、どのように反社会勢力が跋扈していくのかの一定の「パターン」が見えてくる内容なのがとても良かったです。2022/03/17
しーふぉ
18
当時は正確さよりスピーディーさを重視していたので仕方ない部分はあるが、まあ酷い。持続化給付金詐欺は聞いたことあったけど、業態転換支援事業というものからも詐欺で給付金を受けていたり。電通などに無駄に支払ってるようにしか見えない委託金も酷い。2024/03/30
スプリント
16
悪用する者たちを排除する仕組みをつくると助けが本当に必要な人々には救済が行きわたらないという矛盾。 政策と行政の限界なのか。2021/04/18
nori
7
Not very impressed because many topics are already known schema. I expected author for systematic fraud by yakuzas who connect with LDP congressmen. Maybe it is too risk to disclose those corruptions?2020/12/06
YH
1
詐欺師にとっては、フィーバー状態とのこと。人の善意や弱みに漬け込むやり方、ありえないが、これも人間。 持続化給付金を始め、コロナ禍において拡大した各種補助金の不正受給の現状が事例と共によくわかる。 当初は「早く支給しないと意味がない!」と言っていたマスコミが、今は「簡単に支給しすぎだ!」と糾弾する・・。2022/10/25