内容説明
年間200人、合計4000人以上のがん患者を診てきた精神科医が伝えたい、肩の荷を下ろし人生を豊かにするレッスン。
日本ではまだあまり知られていない、がん専門の精神科医「精神腫瘍医」。
絶望と向き合うがん患者さんたちの心に17年以上寄り添ってきた著者は、
人が心を苦しめているとき、大きく2つの原因があると説きます。
1つは素の自分を押し殺し、他人の期待に応えようとばかりしてしまうこと。
もう1つは、怒りや悲しみなど、負の感情を押し殺しふたをしてしまうこと。
「素の自分を許してあげる」
「他人の期待に応えない」
「悲しい時はしっかり悲しみ、しっかり落ち込む」
常に不安や焦燥感悩まされている人へ
本書で人生を豊かにするレッスンをしましょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
73
なかなか難しいのですが、やはり「受け入れること」こそが重要。例えば、「老いを受け入れることは、自分を自由にしてくれる」とのこと。人間は何かにつけて理由を求めたがる生き物なので、「老い」を理由にするというもはや言い訳としか思えないこの反応がまさか自由をもたらしてくれるとは、「言い訳の効用」なのでしょうか?2024/05/10
まちゃ
55
「他人の期待に応えない」というタイトルと多くのがん患者に寄り添ってきた精神科医の方の著書ということで手に取りました。最近「このままでいいのか」という考えが頭に浮かぶことも多くなりました。まさに、本書で述べている「ミドルエイジクライシス」ですね。人生後半に肩の荷を下ろし人生を豊かに過ごすため、若い頃とは考え方を変えて行かなければと考えさせられる一冊でした。2020/10/12
つかほ
14
人生を折り返し、mustからwantへ生き方を変える2021/10/13
ひめぴょん
8
1971年生まれと年代の近い著者の考え方だからか共感できる部分が非常に多かったです。精神科医の書く本もよく読む本の一つです。ミドルエイジクライシスについて腫瘍精神科医として働いてきた経歴のある著者が癌患者の心理的変化の過程と比べながら読み解いてくれます。社会から教えられた価値観から一度離れ、自分自身ともう一度向き合い、心から「そうしたい」と思える生き方を選ぶことによって、人生後半には今までにない新たな輝きが生まれる。「自分はいつまでも成長し続けられる」「社会に適応して成功すれば幸せになれる」という“幻想 2020/12/02
snowboy
7
とても素直な文章で、ただ伝えたいという著者の気持ちが伝わるような良い本でした。人生の目的や価値について、違った捉え方をし始める中年期をどのように乗り越えるのかということが中心に書かれています。この前に読んだ4000週間の本ととても通じるところがあると思いました。限りある人生、如何にそのまま自然に生きること、あるがままに生きることの大切さを実感します。本当に頑張りすぎてはいけないんだなと思います。だめな自分、矛盾だらけの自分、情けない自分、そんな自分達を赦してあげようと。赦せるのは自分以外にいないわけで。2022/12/22
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