内容説明
国民が知りたいことを
聞かないメディアは必要か!?
コロナ禍で露呈した権力とマスコミの馴れ合い。緊張感のないこの関係が、日本を停滞させる要因となっているのではないだろうか。ジャーナリストとは本来、波風を立てるもの。権力を監視し、対峙することで、国民の知る権利にこたえていくべきである。記者クラブに代表される従来のメディアのあり方がこのままでよいのか。新しい時代のジャーナリストに必要なこととは何か。嫌われることを厭わない二人が徹底討論。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kawa
31
記者クラブの問題点や閉鎖性は従来から指摘されていたことなので、その部分を検証確認するがごとき内容。そう言えば、以前読了の堂場舜一氏の小説「小さき王 第2部」でも新聞社内の政治部と社会部の争いや文化の違いが描かれていましたね。SNSでプロはだしの情報を発信する「覚醒した市民」の存在が紹介されていることも新鮮。2022/10/05
香菜子(かなこ・Kanako)
17
嫌われるジャーナリスト。望月衣塑子先生と田原総一朗先生の著書。日本では嫌われることが悪いこととされがち。日本には嫌われることを恐れる人が多すぎ。嫌われてもかまわない。嫌われても自分の道を進む。嫌われても嫌われてもへこたれない。嫌われたからと自己嫌悪することはない。ジャーナリストは波風を立てて権力者を監視して対峙するのが仕事。権力者から嫌われてしまうのも仕事のうち。国民から嫌われてしまうのも仕事のうち。嫌われる勇気を持って嫌われることを恐れない望月衣塑子先生や田原総一朗先生のように強く生きないと。2023/06/18
risu
5
2020年9月に出版されているので、安倍さんが総理だったり、コロナがちょっと落ち着いていたり、こういう本はタイムリーに読むべきだと思う反面、少し遅れて読むのもまた客観的に見られて良いのかもと思いました。政治の世界や政治家と記者の関係はドロドロで、やっぱり失望した…。2021/02/06
Book shelf
5
東京新聞記者の望月氏と朝まで生テレビでお馴染みの田原氏が安倍・菅政権、横流し新聞記者、ジャーナリストの未来について語る。カンニングペーパーを読んで終わる首相の程度の低さ、問題を誰も指摘しない取り巻きのみならず、質問を制限された他の新聞記者までもなぜか政権側のカタをもつ異様さに言及。ジャーナリストは政権批判だけじゃなく代案も求められる時代になると言うときに政治家にイエスマンでは、記者どころか一般企業も無理なのではないか…。 田原氏の与野党の評価は的確だと思いました。政治的無関心ではいられません。2021/01/12
ヘミングウェイ・ペーパー
4
田原総一朗さんと東京新聞記者の望月衣塑子さんの対談本。「新型コロナ」と「安倍政権」、記者クラブや記者会見のありかた、ジャーナリストのこれからなどのテーマについて語られているが、某番組のようにこれといった結論がないまま終了~。政府や官僚の闇に厳しく迫る姿勢は頼もしく思うが、くれぐれも足をすくわれないように。2021/01/01
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