内容説明
シンガポールの甘辛いチリ・クラブ、ギリシャの柔らか~いタコ炭火焼き、デリー・ムグライ料理のアフガニーチキンやビリヤーニー、チェンナイのベジ・ミールスやひときわ辛いチェティナード料理、トルコ地中海の家庭菜園サラダやケバブ、イスラエルのカルパッチョ、ポーランドのタルタルステーキ、マレーシアのサラワクラクサ……。音楽ライター・ラジオパーソナリティー・中東料理研究家の著者が世界各地の旅先で出合った「美味すぎる!」グルメ紀行。家で再現できるSalams Cookingレシピも多数収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keith
25
グルメ旅行記。アジアや中近東が中心のオリエンタル、エスニック料理です。ヒロシが駅前食堂で訪ねそうな雰囲気の市場やお店が並んでます。しかし、写真が口絵以外は全てモノクロなのが残念。やっぱり料理写真はカラーでなければ。2020/09/22
アリーマ
16
ほぼ十年近く前にエジプトの革命時にカイロに居合わせて、その毎日をレポートしていたのを読んで以来、応援しつつ著作を読んでいる作家さん。本来はエスニック音楽ライターで、日本初の中東料理研究家でもある。取材力と人間関係構成力に、驚くほど健啖な食い意地を以て、いつのまにか他の誰にも真似できない世界を構築した。本書では中東だけに収まらず、世界各地、ついにギリシャやポーランドまでを勢力圏(?)に。カラー写真は少ないが、そちらはご本人のウェブページを参照。むしろ空腹時に穏やかに読めてよかったかも…?(笑)★★★★★2020/10/05
ふうちゅけ
10
音楽評論家の著者が取材に行った先々の料理を紹介。地中海料理の数々に心ときめかせながら読んだ。身近に無い料理は素材名になじみが無く味の想像が出来ないものも多くて、悩ましいところもあったけれどなかなか楽しかった。6章のトルコがお気に入り。あんなに優雅な生活羨ましい!そして美しく朽ちる遺産の雰囲気、厳重に守られる遺産とは違って素敵。この本ほぼ白黒で意外にページ数多かった。カラーで2巻に分かれていたらなぁ。(2020年7月初版)2022/05/29
呑司 ゛クリケット“苅岡
0
ある齢になると、あと何度夕飯を食えるのか?とか盃を酌み交わす機会があと何度有るのだろうか?等々考えてしまう。この本の著者は、ワールドミュージックの探究と世界料理を探究しているようだ。いつからそれを仕事に出来たのか知らないが、羨ましい仕事だと思う。著者は一期一会の覚悟を持って世界を廻り言葉や音楽を伝える。そして各国の料理と作り方を伝えることもしている。来世でやりたい事だ。2021/12/08