内容説明
好きで仕方のなかった人からの連絡。
結婚記念日を前に穏やかな毎日を過ごしていたのに、
昔の記憶が蘇るようで……(「返信を待たない」)。
誕生日に大好きなバンドのライブ、そのチケットは彼がプレゼントしてくれて。
あのときは、こんな誕生日がくるなんて思いもしなかった――(「ハグルマ」)。
ままならぬ切ない心情を鮮やかに掬いとる、
記念日をテーマにした全九篇。
〈目次〉
夏の飛びこみ
安全じゃない場所
エアポケット
赤いプレゼント
返信を待たない
消えていくものたち
ハグルマ
二十七歳
新しい干支
解説 宇垣美里(フリーアナウンサー)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ピロ麻呂
38
せつない記念日の短篇集☆カトチエ特有の短歌&小説ミックスかな〜と思いきや今回は小説のみ。サクッと読めるから一口チョコ感覚。甘さ控えめ、少しビターなラブストーリー集でした。2020/09/07
Nissy
29
恋人に見捨てられたり、上手く事が運ばなかったり、悲しい内容の短編が続きます。しかし、絶望から垣間見える主人公たちのささやかな未来に思いをはせて、ひとつひとつの短編の余韻を味わうことができました。お恥ずかしながら、加藤千恵さんが有名な歌人とは知りませんでした。2020/10/07
のんちゃん
27
記念日を題材にした、女性達の別れからの前進を描いた短編集。別れと言ってもそれは単に恋人や配偶者だけではなく、これまでの自分の生活や元恋人に残した想い、女友達や踏み止まっていた世界等、様々な場面が展開される。著者は歌人でもある。それゆえ、短い作品の中で、その言葉は厳選されたものであり、対費用効果が良く、読み手にダイレクトに感情が伝わる。切ない感情を嫌というほど読まされるが、読後感は、やはり、たくみな言葉のチョイスで光が差す思いに満ちる。2020/12/13
coco夏ko10角
18
記念日がテーマ、9つの作品収録の短編集。切ない。『夏の飛びこみ』と『返信を待たない』が特によかった。2021/07/30
ベローチェのひととき
13
9編からなる短編集。全編、女性が主人公。いろいろな記念日がテーマとなっており、色々なものに別れを告げ、新たに生き始める内容。ちょっと切ない物語が多かった。2020/12/20
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