終末の海 Mysterious Ark<新装版>

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終末の海 Mysterious Ark<新装版>

  • 著者名:片理誠【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 徳間書店(2020/09発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198619893

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内容説明

一人、また一人、消えてゆく・・・・・・。この船は、いったい・・・・・・何なのか? 少年少女たちの活躍を瑞々しく描いて選考委員を唸らせた、SFミステリーの傑作! 第5回日本SF新人賞佳作入選作。
核戦争による現代社会の崩壊後、少年・圭太は、父やその仲間とともに大型漁船で日本を脱出し、南太平洋に浮かぶ海上基地フロート・ナインを目指していた。だが船は嵐に遭い、座礁してしまう。そんな彼らの前に現れた、巨大な豪華客船―。救世主のように思われたその船は、調査に訪れた大人たちを載せたまま、忽然と姿を消してしまう。それから二年、謎の「箱船」は、何度か圭太たちの前に姿を現すが、大人たちは誰一人帰ってこなかった…。意を決して「箱船」に乗り込んだ子供たちは、なんと、船が完全に無人であることを知る。「この船は、いったい…何なのか?」全篇に漂う切実な寂寥感の中、少年少女の活躍を瑞々しく描いて選考委員を唸らせた、SFミステリーの傑作!第5回日本SF新人賞佳作入選作品。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

73
50音制覇のために初読み作家さん。デビュー作。SF設定のパニック系サスペンスって感じ。2017/05/25

おかだ

19
そこそこ楽しめた。核戦争から脱出した船が座礁して、子供たちだけが取り残される話。なんかどこかで読んだことがあるような?小学生の頃、子供だけが生き残ってサバイバルするような小説って何冊か読んだ気がするけど、そういう昔懐かしいジュブナイル小説の王道を思い出させる雰囲気。主人公・圭太がひたすらとにかく頑張る姿がなんとも健気で応援したくなっちゃう。展開も、SFから入ってサスペンスなムードになりミステリー要素を絡めて最後はホラーに突入、というてんこ盛り状態でお腹いっぱいになれた。2015/11/21

0
日本SF新人賞受賞作品ということと、アオリが面白そうだったので読んでみた。そこそこ楽しめはしたが、結末がB級クリーチャー映画みたいで、無条件に楽しいとは思えなかった。2014/01/30

タケミチ

0
日本SF新人賞佳作入選の作品。少年少女が頑張ってるジュブナイルっぽい感じ。影の薄い登場人物も多かったですが、最後まで楽しめました。セリフが漫画っぽい感じもしますが、気になるほどではないかな。それほど長くないページ数にきちんと収まっていて好感が持てました。2013/09/22

tonkotsu-seabura

0
登場人物が最小限に絞られていたのと、舞台が船の中だけに限定されていたので、とてもまとまっていて読みやすかった。あとがきでSF新人賞に応募するにあたって、「このようなジャンルの小説は中途半端になりがちで、手を広げすぎて失敗したと思われかねない」というようなことが書いてあったので、その辺りをかなり意識して書いたのだろう。余計なものをスパッと切り捨てる潔さが伝わってきた。2012/06/04

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