内容説明
ベストセラー著者佐川奈津子初の長編スピリチュアル恋愛小説!
久住杏 29歳
大学教授の父の背中に、ぴったりとしがみついて
父子家庭で育てられた杏の「父」はもういない。
「お母さんて、一体、どんな女性だったの」
語りかけても答えのない、父の記憶に取り残されて
愛を見失った杏のもとに、ある日、一冊の文庫本が訪れる。
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「《わたしの本音》と現実とが、ぴったり重なる時、現れるもの
――それが、サインなのです。
その時こそ、目には見えないはずの神と、あなたが出逢っている瞬間です。
そのシンクロニシティこそ、《宇宙の法則》と《神の愛》の正体です」
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文庫本に導かれて、杏の「愛」への探求の旅がはじまる。
音楽事務所の先輩 ニナ
社長の安藤 音楽作家・恩田
美術館のキュレーター 純と暁
女の子みたいな男の子 ムツキ
さまざまな出逢いとエピソードが
まるで文庫本に預言されていたかたのように
「サイン」として現れていく。
やがて杏はサインの意味を、自分のなかに見つけ
本当のこころに気づく。
「《わたしの本音》は《愛》だということ」
愛の本当の姿に気づいた杏を、
大きなグレーフルーツムーンが照らしていた。
ベストセラ―作家・カウンセラーによる著者の
はじめてのスピリチュアル長編小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Naomi
11
インターネットラジオで知った佐川奈津子さんのスピリチュアル長編小説。登場人物はみんな、優しくて、あったかくて、心がほわんとしました。愛あふれる本です。自分の人生、自分で信じて進めば大丈夫❤️って、不安がなくなりました。心が軽くなって、より人生を楽しめそうです♪この本との出合いに感謝❤️2020/03/18
ルナルナ
3
暖かな気持ちになれて、ただひたすら感動して涙がでてくるような本だった。これからも大切にしていきたい小説だと思った。ムツキくんは名前も年齢も文学部で卒論に困ってるという状況がまさに自分で、、、これもまたサインなのかなぁと思う今の自分にピッタリな本だった。この本を書いてくださった佐川奈津子さんありがとうございます。2021/09/21