内容説明
三体目の魔族を討伐し、闇に墜ちたノイシュと別れたルーグ達はトウアハーデ領に帰還する。
武功を立て王家からの信頼が増す一方で、ルーグの活躍に嫉妬した貴族達はトウアハーデ家に悪辣な策略を巡らせていた。
人類の脅威である魔族、そして足を引っ張る外道達への暗殺計画を遂行するルーグであったが突如として深い眠りに落ち、その先ではじまりの女神と再会して!?
「あなたの今までの功績は世界を救うに値するものだと判断されました! よって、この部屋にお呼びしたのです♪」
転生から14年振りとなる邂逅。怪しくも美しき笑みを浮かべる女神が再び暗殺者を招いた真意とは――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナオフミ
26
平和でぬくぬくとした展開、主人公が強いからこそ安心して見ていられる。新たな関係と成長もこの作品を読んでいて待ち遠しい、もっと成長してもっと心を通わせて欲しい。魔族との戦いも常に新しくあり面白い。2021/02/15
かっぱ
14
嫉妬に揺れる貴族たちから狙われるルーグを描いたシリーズ5弾。長距離通信技術を初めとしたチートが乱立するのはいいのだけど、少し展開がワンパターンになって苦しくなってきたように思う。おそらくもっと強大な魔族が控えているのだろうけど、これまでの展開とどう違いを見せるかが今後のシリーズの鍵になりそうだ。ただ、マーハとの関係性についてようやく進展があったことは素直に嬉しい。ミーナからの呼び出しでどう物語が転がっていくのか楽しみにしたいところ2021/02/18
nishiyan
12
三体目の魔族討伐、闇落ちしたノイシェとの邂逅を経てトウアハーデに帰還したルーグたち。王都ではルーグの活躍に嫉妬した貴族たちが策謀を張り巡らせる本巻。ルーグが開発した新技術がこの陰謀を事前にキャッチするなど、相変わらずの無双っぷり。暗殺ではなく、策謀でやり返す周到さ。それはさておきマーハがやっと報われたのはよかった。ディアやタルトに比べて地味な仕事ばかりなのでもっと活躍の場をと思ってしまう。後半は女神との夢の中での再会と四体目の魔族との対決。対決はあっさりとしたものだが、あのラストは気になる。次巻が楽しみ。2021/11/12
おにおん
12
四体目の魔族と戦う第五巻です。二巻から魔族と戦ってきましたが、流石にそろそろ違った展開がほしいと感じました。大筋はこれまで通りでしたが、最後の最後で物語を大きく動かしそうな要素も出てきました。次巻以降、その要素をどう活かして物語を動かしていくのかに期待します。2021/06/19
真白優樹
12
新たな魔族に対応しつつ貴族からのやっかみを叩き潰す中、女神から再び呼び出しを受ける今巻。―――迫る理不尽を叩き潰し、土中に潜む魔を撃ち抜け。 空の移動手段や通信網を使い嫉妬に駆られた貴族を殲滅し魔族にも対応する、内憂外患への対応を強いられる巻であり、ルーグの戦いが新たな段階へと進む巻である。熱い戦いが迸り、激突の果てに勝利を得る中、手に入れてしまった禁忌の果実は何を呼ぶのか。ミーナからの呼び出しは何を招くのか。どんどん成り上がるルーグの次の暗殺対象は果たして誰になるのか。 次巻も勿論楽しみである。2020/09/08