ねことおばあさん

個数:1
紙書籍版価格
¥1,540
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

ねことおばあさん

  • ISBN:9784434275739

ファイル: /

内容説明

※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

静かな時の流れのなかで、猫とおばあさんの日常が描かれる。
2人の死後にあった神秘的な物語は、言葉のない世界で語られます。

著者「あとがき」より
少年時代、物心がつく前から私は、おばあさん、おじいさんと一緒に寝ていた。
そして無数の物語を教えてくれた。
そこには、広々とした農村の自然風景――地平線、田畑、青空、樹木があり、鳥や虫たちがいた。
「ねことおばあさん」を書き終わった時、もう四十年以上も前に亡くなったおばあさんに、もう一回会ったような気がした。
幼い頃に巫女をやっていたおばあさんは、私を見守る神であり、人間の最高のやさしさをもって私を育ててくれた。
素敵な絵を描いてくださった草成さんに心から感謝します!
ティエン・ユアン

猫は可愛い。そして不思議です。目をきゅっと細めて何か考えていそうなところがあります。
本当は人間のどうしようもなさや、この世界の仕組みを知っていて、気まぐれなフリをして、にゃあと鳴いているのかもしれません。
「おばあさんは亡くなりました。猫は悲しんでいるように見えませんでした」
ティエン・ユアンさんのおはなしのこの一節を読んだとき、私は猫が、単に無垢な動物としておばあさんの死を理解できないというよりは、自分たちの繋がりがもっと永遠だと悟っているんじゃないかな、と感じました。
そんな思いもあり、おばあさんと黒猫の死後の場面を、物語の余韻として加えさせていただきました。
一匹と一人、今頃もどこかで、美味しい食べ物を分け合っているに違いありません。
くさなり

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

166
書店で表紙に魅かれて読みました。中国の詩人(谷川俊太郎の詩を翻訳)、ティエン・ユアンの絵本は、初読です。 オッドアイの黒猫が可愛らしい大人向けの絵本だにゃあ(=^・・^=) https://miraipub.jp/books/3907/2020/08/12

たまきら

32
次世代につながっていく猫と人の愛の物語にしてもあまりにも淡々としていて、ちょっと寂しかったかなあ。うちの猫たちの愛情表現はすごく暑苦しいからなあ…。2021/08/28

宇宙猫

19
★★★ 猫のオッド・アイだけに色がついている絵本。おばあさんが猫をかっていたというだけのお話だけど、あじのある優しい絵で素敵。お話の終りで黒猫が死んだ後、文章の無い部分で黒髪のオッド・アイの女の子が登場しゾッとした。これは生まれ変わりか妖なんだろうか。2022/04/11

hannahhannah

7
おばあさんと暮らす猫が登場。最後の8Pは絵だけで文章なし。心を打たれました。2022/03/24

HNYYS

7
図書館本。園児には最後の展開は掴めなかったみたいです。絵はとても穏やかで癒されました。2020/09/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15849327
  • ご注意事項