内容説明
家康の栄光をささえた幕臣18人の生きた道――家康を助け、幕藩体制を確立した家臣列伝。「徳川家よ永遠なれ」と、永久政権の実現を願う家康に従い、徳川300年の礎となった重臣たち、徳川四天王の一人・榊原康政に始まり、本多忠勝、石川数正、酒井忠勝、松平信綱らに至る18人はどう生きたか……。現代の経営戦略に相通ずるトップと側近が辿った道を綴る好著。<正続2巻>
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
筑紫の國造
3
幕末モノを得意とする、綱淵氏による徳川家臣列伝。「徳川四天王」の榊原康政から「知恵伊豆」こと松平信綱まで、いずれも家康〜家光期を支えた江戸時代初期「創業」の名臣達が取り上げられ、彼らの特徴と業績がコンパクトに纏められている。しかし一編が少し短すぎ、物足りなさが残るのは否めない。きっちりつくり込む綱淵氏だからこそ、もう少し長めの列伝の方が力を発揮出来たのではないだろうか。しかし、本書は後書きから先に読むとまた違った読み方が出来ると思う。単なる列伝ではなく、時代の流れを意識しながら読むとより為になるだろう。2015/12/08
ゆうへい
1
徳川家臣団は、とても優秀な人材が多いのが印象的です。内容は、家康を支えた有名な武将たちをメインに描かれています。すごく少なくて、自分としては物足りず、内容が薄くて遠回しに語られているので、つい飛ばしたくなりました。
Satochan
0
徳川家臣団を列伝方式で紹介する本。本作は前編で、徳川幕府の基礎が確立する四代将軍家綱時代までの18名を取り上げている。三河雑兵シリーズの副読本として読んでみた。これで登場人物への理解が少しは深まる。。かな。2023/07/16
なる
0
文庫のページ数にしては結構な詳細が書かれていて、専門書を読むための導入としては程よいのではないかと思います。政治家も軍人もいいバランスで配されている。