講談社学術文庫<br> ウィーン物語

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講談社学術文庫
ウィーン物語

  • 著者名:宝木範義【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 講談社(2020/09発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061597709

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内容説明

ハプスブルク家の支配のもと、血と力で600年の長きにわたり政治・経済・文化の要として欧州に君臨した、神聖ローマ帝国の都ウィーン。その都市と文化の調和はパリを羨望させた。芸術や学問にモーツァルト、クリムト、フロイト等々、数多の巨星を生んだウィーン文化の真髄を、聖堂、美術館、環状道路、カフェ、家具など都市空間に潜む感性に探る。

目次

1. ウィーンの雪
2. ハプスブルク家の人々
3. シュテファン大聖堂
4. カール5世
5. バロックの美術
6. バロック・オペラからモーツァルトへ
7. 女帝マリア・テレジア
8. シェーンブルン宮殿案内
9. ハプスブルク家の墓など
10. ビーダーマイヤーの都
11. ワルツ王ヨハン・シュトラウス2世
12. 皇帝フランツ・ヨーゼフ
13. リンクシュトラーセ
14. 美術史美術館
15. カフェ・グリーンシュタイドル
16. トーネットの椅子
17. コーンの椅子、そしてウィーンの椅子
18. ハンス・マカルト
19. ウィーン万国博覧会
20. オットー・ワグナー
21. ウィーン分離派とウィーン工房
22. マーラーと妻アルマ
23. シーレとレームデン、ウィーン絵画の宿命
24. ルエーガーとヒトラー
25. 今日のウィーン、そしてウィーンとパリ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

m

2
これまで断片的だったウィーンにまつわる事柄を整理でき、さらに知識を得られる良書。ハプスブルク家や音楽家の話も多くあり、勉強になった。2021/10/29

0
多民族で構成されている花の都ウィーン。地理的にもウィーンはヨーロッパの中核を今日まで担ってきた。しかしその歴史は決して栄光の歴史とは言い難い。様々なヨーロッパの激動の煽りを受けながらオーストリアという国家は生き残ってきたのだ。2013/03/20

Kyo-to-read

0
ハプスブルク家の隆盛の絶頂期、国力の充実とともに文化もまた発展を遂げる。その絶頂の時代がウィーンの今日にも、影響を与えているという視点から、多数のトピックを並べ、その姿を浮き上がらせようとした意図を感じる。2012/08/21

アルビーノン

0
ウィーンはバロックの華麗にして壮大な宮廷文化に支えられたバロック都市。17世紀のバロックは、ルネサンスの合理主義に対する次の時代の新しい価値観の呈示。劇的な光の効果、過剰とも思われるポーズ、躍動感あふれる描写。中央集権が固まって王権と宮廷文化が確立。バロックでは、音楽、演劇、建築、絵画といった諸分野がひとつに融合して、造形ひいては美の体験を構成していた。ハプスブルク家では、遺体はカプツィナー教会に、心臓はアウグスツィナー教会に、そして内蔵はシュテファン大聖堂にと、別々に安置されることになっていた。 2023/03/17

Yukiko

0
マリーアントワネット物語の後に読んで丁度いい感じ。 シェーンベルクの絵に衝撃。 マーラーの奥さんに興味深々。 この当時の男女関係はみんなスキャンダラスなのか??

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