内容説明
僕はこんな風にアジアを歩いてきた! ――東京でのストレスが溜まると、僕は時間をやりくりして、アジアへ向かった。仕事をなげうって、バンコクに語学留学もした。あのとろりとした熱帯の空気に包まれると、心のコリがほぐれていく。アジアを旅して20年。路上で、安宿で、国境で出会った、忘れえぬ風景と愉快な人々。いつまでも風のようにさすらう旅がしたい!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホークス
31
1999年刊。アジアの人々との豊富なエピソードを元に、貧困、差別、国家間の軋轢などを率直に書いている。アジア的な大らかさ逞しさの背後には過酷な現実がある。現在も日本で働く人たちは搾取されているし、その日本にもアジア的風土はある。著者の経験したイデオロギーの時代は日本ももっとアジア的で、それは今もあちこちに生きている。相続税や固定資産税はアジアでは微々たるものらしい。日本は税金で資産格差の固定化を防いでいる訳で、自分みたいな貧民には有り難い。今から平和的にこれを作るのは至難の業だろう。2019/03/14
Carlos
25
下川さんの本を読むことは、自分の経験の振り返りもできるから良い。2020/03/08
tora
5
続けて読む作家さんではないが1~2年に一度は仕事に疲れて現実逃避気味の時にボーっと読む本ですね。今作は結構重たい内容もあるが、基本的には東南アジアの脳みそが茹だるようなホンワカ感に浸る本です。2010/06/06
クジラ
3
何冊かこの著者の本を読んだことがあるが、バックパッカーの気さくなオジサンというイメージを持っていた。が、この本で不法滞在の問題などを著者が扱っていたことがあるジャーナリストであったことなどを知り、これまでと違う角度で見ることが出来た。内容としては、アジア、特に東南アジアの人の人生観と自分の人生観が大きく違うなぁ、とつくづく思った。ゆったりと自然体な東南アジアの人の人生観をうらやましく思う面もあるが、やっぱり自分には無理かな、それが結論。2012/01/08
高木正雄
2
アジアの友人についてほんわかする話も多いがドラマ化できそうな複雑な話もある。今ではのんびりした旅行作家のようだが違う面も見える。コラムの挿絵がかわいらしい。カラー写真も多く良かった2025/01/30
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