出版社内容情報
低温調理器とは、水槽(コンテナ)の温度を一定に保つことのできるヒーター。
家庭用にはスティック状のハンディなものが多機種登場し、
こなれた価格帯と相まって人気沸騰中。
素材別に理想の温度帯があるように、低温調理器のメモリをそのようにセットすれば、
誰でもベストな調理ができるというわけだ。
加熱によって素材が微妙に変化するたんぱく質、つまり肉料理には絶大な威力を発揮する。
この機器を入手したら、だれもがまず試すのが、しっとり鶏ムネ肉のサラダチキン、
そしてロゼ色の断面がローストビーフだろう。
調理は時短になるわけではない、プロもビックリのクオリティが、
テクニック不要で手に入るという道具なのだ。しかもタイマーをセットしておくだけ。
だがしかし低温で調理するということは、滅菌などのリスクも併せ持つ。
本来、相当数の料理を一気に真空パックで調理して、冷凍して、
温めて提供するプロのために誕生した調理法だったが、
家庭用低温調理器を使う場合の安全性はどうなのか?
ジップ付き袋に入れて調理するのが真空パックと呼んでOKなの?
そんなモヤモヤを一挙に解決します。
基本の低温調理の行程から和洋中のレシピやデザートまで60余点をご紹介。
お手持ちの機器のメーカーもスペックも不問のレシピブックです。
内容説明
家庭では99.9%以上の空気を抜く「真空」を実現することはとても難しい。だとしたら“密封にこだわらない”メソッドで低温調理をしませんか。むしろ、そのほうが家庭でできる安全な方法だと思います。最適な温度で湯せん調理しながら長時間かけて殺菌していく方法をマスターすれば、低温調理器はきっともっと幅広く使えるツールになります。“肉じゃが”から“フォアグラ”まで62品。
目次
1 絶対のアドバンテージ、基本の肉料理
2 和洋中、人気のひと皿も低温調理で
3 シャルキュトリーと自家製デリ
4 卵料理もデザートもおまかせ
Special Lesson おもてなしに大活躍とっておきレシピ
食材別・低温調理の最適温度帯
著者等紹介
脇雅世[ワキマサヨ]
料理家。東京生まれ。1977年に渡仏し、ル・コルドン・ブルーやマキシム・ド・パリなどで学ぶ。1981年より10年間、24時間耐久カー・レース「ル・マン」にマツダ・レーシングチームの料理長として参加。1984年に帰国、服部栄養専門学校国際部ディレクターに。1991年より「脇雅世料理教室」を主宰。2014年、フランス農事功労章を受勲。現在は、書籍、雑誌やテレビ、キッチングッズのプロデュースなど、幅広い分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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