ETHレクチャー 第1巻 1933-1934 近代心理学の歴史

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ETHレクチャー 第1巻 1933-1934 近代心理学の歴史

  • ISBN:9784422117331

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内容説明

長くヨーロッパの知識人たちから「似非(えせ)科学的な心理学者」「不可解で怪しい人」と評されてきたユング。しかし、どんなに理解し難いものであっても、人間の心に現れるもの全てをありのままの現実として受け入れることからユングの心理学は始まる。本書は、認識対象を客観的なものに限る一般科学や哲学とは異なる、「ユングの考える心理学」の歴史である。おそらく本書の公刊によって、偏見の多くは払拭されるに違いない。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

5
20年ぶりに教壇に立つ著者は、心理学を近代の転換点から辿る。近代以前は宗教が心の問題に答え、その解釈は抽象化された神の領域を具象化する象徴言語が担い、その正統性は神の教義を代理する教会が保持していた。この体制が崩れる近代は、言葉を世俗化し意味に対応する記号として扱う一方、記号と意味には把握不能な何かを無意識と呼ぶ心理学をスタートさせる。その中で、著者は記号を扱う連想実験に従いつつ、象徴をモデルに心をシステム化する。神の教義から解放された領域は人類に普遍的な集合的無意識となり、その表現パターンは元型となる。2021/05/22

hitbari

3
読みました。難しい。というのが感想です。2021/01/27

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