内容説明
高校二年生の春を迎えた遥は、同じクラスになった考古学部の地味め男子・アルトのことが気になり始める。恋とは言い切れない気持ちを持てあましているうちに、アルトは他の女の子との距離を縮めて……
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さてさて
134
『今はこうして、毎日のように一緒にいるのが当たり前なのに、一年半と少し先には、別々のところにいる』。高校二年生の男女4人の一年間が描かれたこの作品。そこには、誰もがかつて過ごした高校生の日常があくまでも淡々と描かれていました。あまりに何も起こらない物語に逆に驚くこの作品。そんな物語に主人公・遥の心の機微を具に見ていくこの作品。“あのとき私たちは、こんなふうにただ笑ってた”。そんな本の帯の言葉に遠い目になるあなた。そんなあなたに是非手にしていただきたい、これぞまさしく”ザ・青春物語”!の逸品だと思いました。2025/06/07
のぶ
91
読んでいて、照れくさくなるような青春小説だった。主人公の井上遥はごく普通の女の子。相手もちょっと地味な男の子。大きな展開があるわけでもないけれど、遥の心の変化や葛藤、言葉では表せないアルトに対する想い。それがとても丁寧に描かれ、心のときめきが伝わってきて、何だか学生の頃の気持ちを思い出していた。好きな所や良い所を見つけようと思っても思い付かないけれど、それでも一緒にいたい。もっと話していたい。そういう遥の気持ちにとても共感した。ジェネレーションギャップを感じるけれど、爽やかな印象を残した作品だった。2022/04/09
おうち時間
48
高校2年生の帰宅部の女子遥とマーリン、そしてクラスメイトで考古学部の男子アルトとバンちゃんの仲良し4人組の青春物語。読み始めは少し退屈なお話だな…なんて思ってしまったけど、花火大会でアルトが遥にいきなりキスした場面からこの2人の恋の行方に目が離せなくなりました。花火大会、文化祭、修学旅行、球技大会。高校生活にはどれも欠かせないイベント。気になる人がいたら気合いも入りますね。読んでいたらいつの間にか自分も高校生に戻ってました(笑)卒業後はみんなバラバラになるかもしれないけど、この4人の関係は何だかいいな~。2023/08/09
アマンダ
13
カドブン夏押しから…。アオハル最強!! メッチャ瑞々しくてキュンキュンしちゃったわ。2023/09/03
かもめ通信
13
#カドブン夏推し2023 行ったよねえ!クラスメートと夏まつり!と、昔々のほろ苦い思い出を思わず頭の引出からひっぱりだしてしまうのもお約束!2023/06/09
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