内容説明
地域初の発達障害の男の子を「そのまま受け止める」ことで、東大に入れるまでに育て上げたシングルマザーが、その独自の子育てを振り返る。周囲の無理解から、何度も絶望し、自死を考えた日もあった。しかし、いつだって誰よりもわが子の可能性を信じ、あきらめなかった。わが子のありのままを抱きしめることの大切さを伝える感動の手記。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あっ!chan
21
発達障害という言葉や考え方が、ネガティブな意味だけでなく世の中に受け入れられるようになってきた。私の妻はそんな子供達の保育に関わってきたし、自身が脳梗塞になって更に気持ちが良くわかるという呟きを聞くと、なおさら身近に感じるし、変わり者として評価の高い(?)我が家の三男を見ていると、かなりこの本に書かれている大夢君に近い気がする。子育ては障害を持っていなくても簡単なことではない。それぞれの環境や能力を個性として受け入れ育むこと、軽々しく言えないけどこちら側の懐の深さにつきるような気がする。2024/07/04
turtle
8
一度は死を考えながらも、ご家族でよく踏ん張ったなぁと思います。 そして、大夢さんの数学の才能を引き出す周囲のサポートも見逃せません。 運もありましたが、それを引き寄せたのはお母さんの粘り強さ。 2021/10/17
ひめぴょん
6
できること できないことは人によって同じではないのに、それを個性とできない日本の教育現場はみんなが同じことをすることを求めてしまっています。個別対応を受けるために診断書がないと「甘えている」「わがまま」となってしまいかねないというのは、残念です。学校現場で大人がそういう態度を示すからでしょうか 子どもたちも集団行動になじまない子や知的障害がある子に対して厳しい態度をとる傾向がある気がします。空気が読めないことからくる人間関係に絡む問題を抱えているのはうちの末っ子ちゃんとも共通しているなあと思いながら 2020/09/28
ジュリアン
3
この方たちの場合、もちろん本人の努力も大きいけど周りの人に恵まれていたなと思った。世の中「なんで私が障害を持つ生徒なんか受け持ちしなきゃいけないの?」って考えで全く理解を示そうとせず、ただ追い詰めるだけの教師もたくさんいるし、拓海くんのような友達と高校まで一緒に過ごせるなんてことはめったにない。環境って大事。2024/09/13
morgen
3
「大夢は大夢だから」と、鷹揚にわが子を受け入れてきたような記述もあるが、初めての場所や人混みが苦手なわが子のために遠足前には一緒に下見をしたり、将来わが子が人を殺すようなことになったらどうしようという不安を抱いたり、色々あったうえでの東大大学院だ。中2で数式の美しさに目覚め、東大に入るまでに数学にのめり込めた理由は定かではない。ただそうなってしまったのだ、としか思えなくもない。いろいろな子どもがいて、いろいろな子育てがある。1人として同じ子はいない。子育ても然り。2020/09/27
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